2024年1月18日(木)

 今日は曇り。南風が吹いているらしく、寒さは和らいでいる。
 父の老い先は長くないらしい。この前も書いた気がする。意外とショックを受けていて、ため息がとめどなく漏れる。悲しくはないが寂しい。思い出せる景色はもっとあるはずなのに、あまり思い出せない。人間の記憶容量というのは残念なものだ。
 先日、友人が写真というのは、古酒の様なものだと言っていたのを思い出す。撮ったその時は大したように思わないが、時間が経つと味わいが出てくる。言い得て妙だ。写真を見たら思い出すこともあるのだろうが、泣いちゃいそうなので見ない。

 子供も大きくなってきて、自分も恐らく人生の半分は生きてしまった。まだまだこれからのような気もするし、先が見えてしまうような気もする。まあ、数年先なんて何があるか分からないのだが。
 ということで、振り返りも兼ねて、幼年期の記憶を頼りに半分虚構の話を書いてみようと思う。

 今日の晩御飯は鶏肉を使った何かになりそう。

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