「好き」でなくてもその職業を選ぶ人いるよね、という話
元イルカの調教師と出会った。先日旅をしていた時。
話しながらぴょいと、テレビで見たイルカのジャンプの指示のしぐさをまねてみると、その方は頷いてくれました。
「(イルカの調教師に)好きだからなったわけじゃないのです」
「…ああ、わかります」
「…わかりますか!」
その職業に就いたのですね!
と、千回は聞かれてきた。が、私には「動物が好き」という感覚がそもそもなかったりします。
幼いころから動物が暮らしの中にいるのが当たり前で、それはイヌやネコに限らず魚や虫も同じだったし、「好き」と分ける感覚がよくわからないのです。
私が動物看護師になったのは、「生きるため(お金を稼ぐ)職業として選んだから」。夢は特になかった。
けれど、専門学生の時から数えると20年ほどこの業界に関わっているので、嫌ではないのだと思います。うん。
元イルカの調教師さんは普段聞かれる質問を言われなかったから、自分から口にしたのかもしれない。
逆に言われなくて、調子狂うということがあったのかな。
今度会ったときに聞いてみますね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?