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芸は身を助く

きょうは布マスクを作った。


この動画を観ながら作った。とてもわかりやすかった。ありがたい。
ハンカチを折るだけでもマスクの代わりにはなるけれども、この先まだまだ使いそうだし、毎日のことだから、やっぱりしっかり縫い付けてあるほうが着けていて安心だし快適だ。

外は雨。ちょうど教えてもらったばかりの楽しいラジオを聴きながら。

集中、達成、充実!!
あー、作るって楽しいなぁ。もくもくと作業するのって楽しいなぁ。

隣の部屋では、息子がYoutube動画で攻略法を研究しながらゲームをしている。ときどきカラオケみたいな歌声も聞こえてくる。

そういえば、子どもの頃、母や祖母が裁縫仕事をしている近くで本を読むのが好きだったな。父からは仕事中は気が散るといって追い出されたが、母は隣にいさせてくれたっけ。

先日のコラージュの会でも思ったけれど、一緒の空間にいて、めいめいの作業に集中しているのが好きだな。落ち着く。平和な時間。

芸は身を助くと言うが、今の時期にまさにこれを実感している。

芸の中には、手芸も入ってるのかな。
入っていないなら入れてほしい。

他にも園芸、工芸、陶芸、民芸、演芸、武芸、学芸、曲芸、技芸……いろんな芸が身を助けてくれる。
自分を健やかにご機嫌に保つための様々な芸。人の役にも立てる。人とつながるきっかけにもなる。

芸の力、生活、手作業が、見直されていくだろうな。
生産と消費と廃棄が一直線に並ぶ図ではなく、循環と持続の運動。

売っていないじゃないかとただ怒ったりストレスを溜めている人と、それならばと家にあるものや、社会にあるものを組み合わせたり、助けを借りて作ってしまう人の間で、残酷なほどに道が違っていくような気もしている。

感染症の流行で、大きなシステムが一旦破壊されている。
流行が収束しても、たぶん前の通りではない姿があるだろう。
今までの延長ではない日常を生きる。
自分にとって何が大事なのか、本当に必要なのか、一人ひとりが考える時間なのかもしれない。

きのうはジャムを作った。近所のお店で2パック250円だったので迷わず6パック買った。おいしくって、あっという間になくなりそう。

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