[自民党総裁選候補比較11]石破茂vs高市早苗:日本に明るい未来をもたらすのは誰だ?AIを交えて考えよう!
『小泉進次郎総裁と言う名の悪夢』はいったん除外し、「石破茂vs高市早苗」という構図で記事を書きます。
石破候補についての私の印象は「国防の石破茂」「防災の石破茂」というものです。一方、高市候補は何といっても「経済成長の高市早苗」でしょう。また経済を始めとし、食料・エネルギー等を含めた「安全保障の高市早苗」という印象もあります。国防も防災も安全保障の一貫です。比較的印象は薄いですが、石破候補も経済政策の重要性を認識されています。従って、両候補には大いに共通点があると言えます。
しかし、国防にしろ、防災にしろ、ありとあらゆるものが『経済という土台』の上に成り立っています。この経済が危機的状況にある日本、先進諸国において圧倒的な『経済劣等生』である日本という認識に立てば、いま求められている日本のリーダーは「経済成長の高市早苗」ではないでしょうか?
本記事では共通項を持つこの2候補の『日本経済への危機感』の違いを浮き彫りにしたいと思っています。
現在の日本におけるあるべき経済政策 by Claude.AI
下に掲載するものは私の<質問>に対して、私のお気に入りAIであるClaude.AIに回答させたものです。
高市候補の経済政策妥当性の確認
いかがでしょう。総裁選に関心を持たれ、各候補の政策を理解されている方なら、このClaude.AIの回答が高市候補の経済政策に近いものであることに気付かれていると思います。高市候補の政策と異なるのは、高市候補が減税にまで踏み込んでいない点のみでしょう。
高市候補は2024/9/23に行われた「自民党総裁選 国民の声に応える政策討論会 2日目(記事下方にURLを掲載)」で下のように述べています。
なお、Claude.AIのアウトプットに合致していることを青太字で、相反していることを赤太字で表示します。
「財政政策」「税制」「金融政策」全ての点で見事にAIの回答に合致していますよね。
石破候補の経済政策妥当性の確認
一方、石破候補は同討論会で、次のように発言しています。
財政政策に関して、「財政出動の必要性」とともに「財政規律遵守の必要性」も述べています。これが総理の指示だとしたら、実務担当者はどのように動いて良いのか分かりませんよね(笑)。
こういうところは、石破候補の大きな弱点ではないでしょうか?当事者意識が欠落した、どこか評論家のようなコメントですよね(笑)。以前の記事でも触れましたが、評論家のような気質が石破氏の根底にあるようです。
また、石破氏は別の場で「金融所得課税の強化」「法人税は上げる余地あり」という発言をし、物議を醸しています。これもClaude.AIのアウトプット及び高市氏の主張に相反する内容です。
石破氏のこれら増税案は「財政規律遵守の必要性」を念頭に置いたものと思われます。また、石破氏の考えの根底に「富を公平に分配すべき」というものがあるようです。つまり、「富める者(富裕層や企業)から貧しい者に富を分配し、貧富格差を是正したい」という考えと思われます。
この考え方に共感する方も多いかと思います。また石破氏が人気を集める理由でもあるかと思います。しかし、ここで少し深掘ってみましょう。
「金融所得課税の強化」は「金融所得は富裕層の特権」という考えが根底にあると思われますが、新NISAが引き金になり、金融所得を得ている国民は現在、広範囲に広がっています。その金融所得が今後、消費を刺激してゆくだろうことが期待できます。実際、米国経済の強さは国民の「金融所得」に支えられている部分もあるとのことです。
このような変化に頭が回っていないことは、石破氏の大きな弱みであると指摘せざるを得ません。また前任である岸田政権の功績を尊重しない点は、よく言われる「好感度の低さ」に繋がっているのでは?と疑ってしまいます。
「法人税の増税」についても、「物価上昇を上回る賃上げ」実現への足かせになってしまいます。この辺りも、視野の狭さを感じさせます。問題解決場面で「モグラたたきに終始する」姿が目に見えるようです。
高市候補と石破候補との大きな隔たり
本記事の最初で「両候補(高市・石破)には大いに共通点があると言えます」と書きました。しかし、上記で見てきたように経済政策を深掘ってみると、大きな違いが見つかります。
次期首相はデフレ脱却に向けた重要な時期を担うキープレーヤーであり、これまでの日本政治史に少なからず存在していたであろう「お飾り的政治家」には務まらない重責です。
そんな時期を担う次期首相選びに9人もの候補者が手を挙げたことは日本にとって、大きなチャンスでした。実際、頭脳明晰な素晴らしい候補たちによる思慮深い意見交換に私は大いに感銘を受けました。
しかし、現時点で有力とされる高市・石破・小泉の3候補のうち、高市氏を除く2名には正直なところ、感銘を受けることは有りませんでした。
しかし、どういうわけか石破・小泉氏の人気はずば抜けており、地道に優れた政策でじわじわ追い上げてきた高市氏も決して楽観できない状況です。
しかし、高市早苗氏個人にとって「楽観できない」のではなく、我々日本国民にとって「楽観できない」状況であることを認識すべきです。
まとめますと「石破首相ではデフレ脱却できない」と考えます。よく言われる「将来につけを回す」結果をもたらすのは、「石破首相」です。言うまでもありませんが「小泉首相」も同様です。
「高市首相」を選ぶことのみによって、デフレを脱却し、日本はまっとうな先進国の地位を取り戻すのです。
デフレ脱却失敗続きでも誰も責任を負わなかった日本に潜むバグ
現在の日本は先進国と呼ぶにふさわしくない経済劣等国です。国民はどんどん貧しくなる一方です。そのバックグランドにあるのが世界に例を見ない長期に渡るデフレです。
歴代政権がデフレ脱却に取り組んできましたが、延々と失敗を重ね、現在に至っています。しかし、不思議なことにそのことで責められ退陣を余儀なくされた政権は1つも存在しません。
つまり、「デフレ脱却に取り組む」ふりはしても「デフレ脱却できなかったら退陣します」と宣言する首相も日銀総裁も存在しなかったわけです。
つまり、日本を貧困化させる恐ろしい「デフレ」という病を治癒する責任者が不在だったということです。
今回の総裁選でも「デフレ脱却します!」と声高に宣言している候補は、有望と言われる3名の中では、高市候補ただ一人です。
他の2名が首相になったら、デフレ脱却できなくても、これまでの無責任政権に倣って、知らんぷりを決め込むでしょう。「政治」と呼ばれるいったい何が成果なのか良くわからない「はんなりした」コトに没頭してるふりを決め込むだけでしょう。
ちなみに「これまでの無責任政権」と書きましたが、岸田政権はよくやった方だと思っています。何といっても「デフレ脱却まであと一歩」まで持っていきましたし、新NISAが引き金になり国民に広がった「投資」は間違いなく日本の家計を潤すはずです。
今後は各政権が実現した成果を定量的に評価する仕組みを導入すべきでしょう。その評価項目には経済の健全性を測る物差しを数多く導入すべきです。言い換えれば成果をデータで可視化するわけです。そうすることで、逃げも隠れもできなくなりますし、評価されるべき政権が正当に評価されるようになります。
現在の日本における政権評価は本当にデタラメです。下は先日の記事で使用したチャートです。このチャートは、マスメディアがここ数か月大騒ぎしてきた「政治とカネ」に対する国民の関心が、決して高いものではないことが明示されています。
そんな「政治とカネ」問題で岸田政権はイメージダウンさせられ、その功績は、うやむやにさせられています。
こんなことでは、我々現在を生きる世代は、将来世代に「明るい日本」を引き渡すことはできません。
今後は各政権が残した成果を定量的に評価する仕組みを導入し、いわゆる「マスゴミ」を黙らせる仕掛けが不可欠です。その仕組みがないことこそ、日本と言う国が内在しているバグなのです。
今回の記事は以上です。引き続き、高市首相の誕生を祈っています。
資料1)
【自民党総裁選】国民の声に応える政策討論会(2)力強い経済と元気な生活を考える(2024.9.23)
補足:
◇ 記事作成の一部でClaude.AI/chat-GPTを利用しています。Claude.AI/chat-GPTで作成した文章部分は一部手直しの上、画像データ化し、本文と区分しています。
◇ イラストはDALL-E(chat-GPT)を利用し作成しています。