見出し画像

「島じかん」は素敵な暮らしを支えている

20年前に石垣島に初めて来てから2〜3年の間は、この島の時間感覚になかなか追いつけなかった。当時、人から聞いた「時間」に関する感覚を思い出してリストにしてみた。最近になって、移住者が増えたり飛行機の直行便ができてからは、少しずつ都会的な感覚になってしまっている。でも島人との間では、今でも「島じかん」感覚は色濃く残っている。

なんくるないさぁ〜

島じかん(1)交差点で青信号になっても前の車が発車しないときクラクションを鳴らさない。先頭でエンストしているオジイが慌てないため。

島じかん(2)雨宿りで軒先を借りた家の人とお話をしているうちに雨が止み、そのまま飲みに行ってしまった。

島じかん(3)招待されたら開始時間より少し遅れてお邪魔する。準備が間に合わないと恥をかかせることになるという思いやりから。だっからよぉ、7時集合って言ったら、7時に家を出ればいいのさ。

島じかん(4)エアコンの修理を頼んだ時間になっても電気屋さんが来ないので電話すると、「いま息子が東京から帰ってきて、しまぁ(泡盛)飲んでるから車運転できない」って。

島じかん(5)お祭りの時は小中学校はお休み。まつりはオジイからいろいろ学ぶ教育の時間だから。

島じかん(6)修理に出した車屋さん、「直したら電話するねぇ〜」 一ヶ月後、しびれをきらして電話したら「もう直ってるよ」。だったら電話ちょーだい!

島じかん(7)宮古島は日常茶飯事だけど・・前の車の運転おばあだな〜、右のウインカー出しながら、左曲がってきた。あぶねーぶつかる所だった(汗)

島じかん(8)建築するのに工期はこのくらいって言われたら、それに半年プラスすれば完成だな

東京と石垣島との2拠点居住を始めて20年になります。それぞれの土地と情報との中で人生を豊かにする暮らし方「スマートライフ」を実現しようと試行錯誤しています。それぞれの場所で日常の中に見つけた「暮らし」を発信しようと思います。