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 ラブドールやポルノが邪悪な「ヘイト」であると主張したい表現規制派が頻用する譬え。

 ところで、アメリカのトランプ大統領や日本の安倍晋三首相など、フェミニストと事実上重複する「リベラル」層に敵視される人々が国内外にいる。
 彼らを模した人形がしばしば抗議デモなどで本物の憎悪を込めて、殴られ、斬首され、火あぶりにされている。
 つまりフェミニストが「ラブドールが許されないたとえ」として用いた「リンチ人形」は実在するし加害行為も大いになされているわけであるが、このことをリベラル層が問題にした形跡はない。

 さらに2020年6月、BLM運動の盛り上がりによって、奴隷解放以前のアメリカに生きた偉人たちの銅像などが次々と破壊される事案が発生している。日本のフェミニスト達が「人形に加害するのと同じ!」とラブドールを攻撃した直後のことである。しかしこのような「人形に加害する」行為に対し、彼らから批判は全くなかった。

 すなわち彼らは、本心では人形に加害して見せる行為をまったく問題視していなかったのである。単にラブドールやポルノグラフィを攻撃したいがための言い訳に過ぎなかったのだ。


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