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【ジェスチャーゲーム】

 与えられた題を参加者のひとりが身振りで表現し、それを見て他の参加者が題を当てる遊び。幼児向けのレクリエーションからクイズ番組などまで幅広く親しまれる。

一般的なジェスチャーゲームの光景(「ほいくis」より)

 1974年、「全国精神障害者家族連合会」から、障害者に対する差別語使用中止を求める申し入れが各メディアになされた。
 その中に次のような文言がある(強調引用者)。

 すべての障害者とその家族は、心身障害にかかわりのある表現が、興味本位やその欠陥を無能悲惨な状態を示すものとしてあつかわれることに対し、被差別者としての憤りを感じている。(略)興味本位のゼスチャーゲームはろうあ者に対する軽蔑であり、メクラ判、メクラ縞ということばは無能悲惨な状態を示すものと受け取っており、今まではそうした放送があるたびに、チャンネルを切り替えるという消極的な態度を続けてきたが、今後は、社会の公器としての放送・新聞に対し、用語のもつ意味と与える影響を訴えていきたい。

 著者・小林健治、企画・辛淑玉『最新 差別語・不快語』にんげん出版

 ジェスチャーゲームは「ろうあ者に対する軽蔑」って...…。
 そんなわけあるかい!

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