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【伝統文化としての旭日旗】

 2021年10月、日本の外務省が公開した動画。
 主に【韓国】による【旭日旗】バッシングに対し、日本で近代戦争よりも以前から伝統的に使われてきた意匠であること、太陽をモチーフとした類似の図柄は世界的に存在することを主張している。

 日本語以外にも、英・伊・西・泰・独・仏・露・韓・中の計10ヶ国語で同様の動画を公開している。
 動画内には韓国国内での旭日旗使用例も紹介しており、さらに韓国語版を、YouTubeコリアで他の動画を再生したときに出る広告動画にするという攻めの姿勢を見せつけた。

 さすがに国家機関として自重してか、2011年のサッカー奇選手の猿真似パフォーマンスが「反旭日旗」のきっかけであることには触れなかったものの、2010年のG20ソウルサミット2010のシンボルマークをわざわざ引用しているのには、つい意趣返しを勘繰ってしまう。

G20ソウルサミット2010のシンボルマーク

 この画像を韓国側OBS京仁は「灯篭を模した柄」だと主張し、日本政府が「こじつけを盛り込んだ映像を製作して全世界に配信した」と糾弾したが、実際に2010年当時の韓国側ニュースを確認すると「東海に昇る太陽」つまり旭日と、韓国伝統の灯篭を形象化したと明言されている。

 シンボルは国民公募展で選定された作品を基に、専門家の意見を取り入れ完成された。東海(日本名:日本海)に昇る太陽と韓国伝統の灯籠(とうろう)「チョンサチョロン」を形象化した。金融サミットに出席する各国首脳に対する歓迎の意と、サミットが世界経済が進むべき方向を提示する会合となるよう目指すという意味が込められている。 

聯合ニュース「ソウルG20首脳会合のシンボル公開(7月9日)

 OBS京仁テレビや朝鮮日報などの韓国メディアや、一般韓国ネットユーザーもこの動画を批判し、YouTubeに抗議すると息巻く者もあった。

 しかし2022年3月現在、いまだにYouTubeは本動画の削除をしていない。

参考リンク・資料:

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