【やっぱり、クルマの運転って、苦手ですか?】
2019年3月1日、トヨタ自動車がツイッター上で行ったアンケートの文面。
驚くべきことに、このアンケートに次のような批判が集まった。
どう読んでも「決めつけて」などいないが、TOYOTAは触らぬ神に祟りなしとばかりに削除・謝罪してしまった。
むしろ「女性は車の運転が苦手」という先入見を疑っているからこそ、このアンケートがなされたとしか読めないのだが。
もちろん「女性だが何も感じなかった」などの声も多いという。
“やっぱり”の意味については、「そのようなイメージが社会的にあるが、その通りなのか」という意味合いで使っていると考えるのが最も妥当だろう。というか「決めつけて」いたのなら、このアンケートを取ることそのものと矛盾するからである。
ちなみに削除前に集まった範囲の回答結果であるが、
だったそうである。
どうしてもこのアンケートに不足を言うなら、得意不得意を公平に算出できるよう「やや得意」を入れるのが公平だったのでは? というきらいはある。とはいえツイッターアンケートの仕様上4択までしか作れないので、その場合は「どちらでもない」を犠牲にすることになるだろう。
そもそも「とても苦手」「すこし苦手」だけで全体の50%を占めている。「どちらでもない」のうち、得意と断言できるほどではないがある程度の自信はある人もいるのだろうが、それが全員でない限り「苦手」な人の方が多いという結果になったと言えるだろう。
しかも本当に苦手な人はそもそもこのアンケート対象者である「女性ドライバー」ではないだろうから、実際にはもっと「苦手」よりになるはずである。
つまり「女性は車の運転が苦手」というのは、それが生来のものかどうかは措いておいて、「やっぱり」ある程度の妥当性はあるという結果になったわけである。
それなのに「決めつけるなああ!!」とキレているのだから、つくづく救えない人々である。
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