Mattermost 初期設定まとめ

Ubuntu 22.04 に Mattermost をインストールしたことを書いた。

最初にやった初期設定や気付いたことなどをまとめてみよう。

環境:WebARENA Indigo Linux 1GB(Ubuntu 22.04)、iPad Pro 9.7”

(1)iPad アプリのインストール。

Mattermost on the App Store
https://apps.apple.com/us/app/mattermost/id1257222717?platform=ipad

(2)【言語設定】

ブラウザで Mattermost にアクセスした場合、[右上のギアアイコン>Display>Language] で [日本語] を選べば日本語になる。すぐに反映される(僕は英語のままで使っている)。

ブラウザの言語を変更したら、すぐに iPad アプリでも言語が自動的に変更された。

(3)チャンネル名には日本語も使える。その場合、チャンネル作成時にチャンネルの URL は英数字を別途設定する必要がある。

投稿も日本語での入力に問題ない。

(4)写真だけでなく PDF も Mattermost のブラウザ内やアプリ内で表示ができる。

(5)投稿内容の編集もできる。

(6)Team にユーザーを招待するには、ブラウザでアクセスし、[System Console>AUTHENTICATION>Signup>Enable Open Server] を [true] にすると、MM のページにアクセスした誰でもアカウントを作れるようになる([Create an account] というリンクが表示される)。これでアカウントを作ってもらう。

アカウントが作られたら、左上の Team 名横の下矢印をクリック、[Invite People] をクリック。To に作成したユーザー名を入力すると Team に招待できる。

このままだと誰でもアカウントを作れる状態になっているので、先ほどの [Enable Open Server] を [false] に戻した。

(7)[右上のギアアイコン>Notification] で通知設定ができる。iPad アプリへのプッシュ通知もちゃんと届いた。アプリの通知音は変更できないので iPadOS のデフォルトの通知音となる。

Mac アプリもちゃんと通知が来た。

(8)メッセージの検索において、日本語の部分一致検索ができない。「おはよう」を「おは」で検索してもヒットしないのだ。

これを解決するには、[System Console>EXPERIMENTAL>Bleve] をクリック。[Enable Bleve Indexing] を [true] にし、[Index Directory] に /opt/mattermost/bleveindexes と入力した上で [Save] をクリック。

[Bulk Indexing] の [Index Now] をクリックして初回のインデックスを開始する。[Status] が [Success] となれば完了だ。

[Enable Bleve for search queries] と [Enable Bleve for autocomplete queries] をどちらも [true] にして [Save] をクリック。

こうすることで日本語の部分一致検索が有効になる。

(9)プロフィールに設定できる写真はトリミングができないので、あらかじめ画像編集ソフトでトリミングしておく必要がある。

(10)Mattermost には Slack にない「カテゴリー」という機能がある。チャンネルをカテゴリーで分類することができる。

ただしカテゴリーの作成は iPad アプリではできない。ブラウザか Mac アプリでないとできなかった。なお、サイドバー上でのチャンネルの並び替えもブラウザか Mac アプリでないできない。

参考:
Mattermost5.24の新機能
https://zenn.dev/kaakaa/articles/qiita-20200620-574972591f6b0b0f642f


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