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梅雨待ちのきみ

久しぶりの雨に潤ったインゲンの葉の上に

鮮やかな緑をまとった雨蛙あまがえる


ふっくらとした躰をくるりとまるめて

彼方の空に目を送る


いつになく遅い雨の季節の訪れを

念じて乞うているように

彼方の空に目を送り

静かにじっとそこに居る


入梅を過ぎ二十四節気きせつはやがて夏に至れり


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