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コンプレックス沼

コンプレックス。他人が見えやすくなる最近の世の中と切っても切れない関係にある言葉。

僕は、色々なコンプレックスを抱えながら生きている。ギターやピアノが弾けない。イケメンじゃない。多分大小関係なく書き出せば結構な量出てくると思う。その中でも、特に自分がコンプレックスを抱えていると自負しているのは女性関係だ。

女性関係のコンプレックスの多くは、おそらく経験がないor少ないことに起因すると思っているが、例に漏れず自分もそうである。僕はそういう行為をすること自体のハードルに対してコンプレックスを抱えている。具体的に言うと、「付き合う前にそういうことをする」ということに関してコンプレックスを抱えている。

実際世間一般的にどうなのかはわからないが、僕はそういうことは経験にないし、そもそも付き合っていない人とそういうことになる状態ってあるのか?レベルにいる。実際そういう場面に出くわしたこともないし、そういう場面になったとしても自分に自信が持てないためそういうことはできないと思う。

ただ、世間にはお酒の勢いでする人、その時限りの関係でする人もいれば、その後普通に交際するような人に対して交際前にそういうことに発展するケースがあるという。僕からすればそれはドラマの世界だ。そんなことをしてくれる女性がいるのか?そもそもそういう感じになるパターンってどういう感じなんだ?と外国に迷い込んだような気持ちになる。だから、周りの人でそういうことをした話を聞くと、一気にコンプレックスを拗らせてしまう。

おそらく実際は、そういうことができる人=自分より優れているでも自分より幸せでもないと思う。でも、自分にとってのコンプレックスであるため、どうしても隣の芝が青く見えてしまう。インスタグラマーの生活を見て自分の質素な生活を羨むように、自分のことを卑下してしまう。

世の中には、そういうことができない人=誠実で大切にしてくれる、みたいに思ってくれる人もいると思う。実際、自分自身女性と二人になっても襲ったりしないクリーンなイメージがついている自負もあり、それが自分自身のアイデンティティの一部になっていると思っている。どちらもいいとこ取りなんてできない。

コンプレックスというのは沼だ。一度ハマると容易には抜け出せない。僕は沼から抜け出すために、「自信」というものを獲得したい。まだ、獲得できる見込みはない。

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