シングルマザーのワーク・ライフ・バランスについて
こんにちは
小6と小3の子どもを育てるシングルマザーです。
離婚してもうすぐ7年目に突入しようとする最近、よく考えることがあります。
シングルマザーだけでなく、親になった人の多くが頭を悩ましているであろう「ワーク・ライフ・バランス」について。
今日は頭のモヤモヤを吐き出してみようと思います。
離婚当初は家にいる選択をした
離婚する1年ほど前に独立した私は、フリーランスとして在宅で仕事をしていました。
収入にして10万円もいかない程度の、駆け出しフリーランス。
離婚当初はこのままで生活が成り立つのか不安になり、就職先を探しました。
しかしそこでよぎったのが、世の中のシングルマザーのイメージです。
家庭を支えるためにほとんど家におらず、子どもとの時間を取れないシングルマザーを想像しました。
離婚して大好きなパパと離ればなれになるだけでも寂しい思いをさせるのに、私まで家からいなくなっていいのだろうか?
それよりもこのまま在宅でできる仕事を頑張って、収入を増やす方がいいのではないか?
そう考え、こう決断しました。
5年間はフリーランスを続けてみよう。
とりあえずこのままやってみて、やり切った結果ダメだったらその時に考えよう。
当時の貯金額はたしか100万円ほど。
そのほかに子どもたちの積立などはあったけど、動かせるお金でいうとその程度のお金しか持っていない状態でした。
当初は効率よく稼げる仕事を探したいがために、ねずみ講のような説明会に参加して「いやいやダメだ」と持ち直したり、グレーな仕事で稼ぎ出した知人に嫉妬して反省したり、とにかく自分を維持するのが大変でした。
しかし昔から知る友人に言われたひとことで、ハッと気付かされたのです。
「君はここで終わるタイプの人間ではない」
そのひとことがどれだけ私を救ったか。
その瞬間に何かのスイッチが入った私は、ちゃんと稼げる仕事をするための勉強をスタートしました。
たくさん本も読み、資格を取るための勉強もしました。
そうこうするうちに、きちんとした収入を得られるように。
おかげで、資産が当時の10倍以上になりました。
しかしそれで失ったことがいっぱいあることに、最近気がついたのです。
忙しくなったことで失ったもの
資産を増やした反面、私は子どもと向き合う時間を自ら削っていたのです。
仕事で忙しく朝から家の中を走っている生活になり、夜でも休みの日でも連絡が来るため子どもの前でスマホを見る時間が増えました。
忙しくなりだしたのが下の子が小学校に上がったタイミングでもあり、ゲームやiPadを解禁した結果、なんて楽なんだと気がついてしまったのです。
仕事中に遊んでと声をかけられることもなくなり、仕事に集中できる環境を作り出せ味をしめてしまったのです。
休みの日は疲れすぎてどこも行く体力も気力もなく、YouTubeを観たい息子と利害が一致し、出かけない日々。
たまに出かけても商業施設で買い物をするだけで、息子が大好きな釣りをする時間を一切作ってあげられませんでした。
毎日遊んで毎週末海や川に行っていた保育園時代から一転して、そんな生活になってしまいました。
宿題はやりません。漢字もできません。
部活に入れば?友だちと遊べば?と言っても「家でダラダラしたい」と言われるように。
ご飯もYouTubeを観ながら食べるような、小3男子に仕上がってしまいました。
このままでいいわけがない。
仕事をセーブして、子どもとの時間を増やさなければいけない。
もっと見てあげないといけない。
そう思いはじめたのです。
お金は必要。けど今一番大事にしなければならないのは、子どもとの時間なのではないだろうか。
そう考え、夜でも休みの日でも構わず連絡が来る仕事から離れることを決意しました。
収入が激減して起こったこと
そうして2024年4月から、私の収入は激減しました。
収入のほとんどを占めていた案件を手放したので、2023年の2割ほどしか稼げていません。
非課税からスタートしたシングルマザー生活でしたが、たくさん頑張った2022年・2023年の結果、今年の収入のほとんが国保税と県民税と年金に取られるほどに。
今年度また非課税枠に戻りそうなほどの収入なのに、出ていくお金が多すぎて、頑張って増やしたお金がどんどん無くなっていく日々です。
去年稼いだお金を今年吸い取られている気分になっています。
「ずっと非課税の方が良かったのではないか?」
非課税だったら物価高騰の給付金がもらえただろうし、税金免除・扶養手当も満額だったであろう。
頑張った結果、子どもと向き合わなくなり、そして稼いだお金は国に吸い取られる。
なんなんだこのシステムは。
と空回りしているのが現在の私です。
もちろん、非課税になった際に受け取れるお金や恩義は、たくさん頑張っている人が収める税金だということは理解していますので、ここについて批判やアンチはしないでいただけると助かります。ごめんなさい。
ひとり親のワーク・ライフ・バランスについて
20代あれだけ仕事をしてきたのだから、また仕事にスイッチを入れて頑張りたい。
もっと自分はできると証明したい。
そんな思いから頑張ってきましたが、スイッチを入れるのが早すぎたのでしょうか。
もっと長いこと時間をかけて習得できるスキルを勉強していた方が良かったのでしょうか。
しかし仕事から離れる時間が長すぎるのは、それはそれで不安でもあります。
なにが正解なのでしょうかね。
ワーク・ライフのちょうど良いバランスなんてないのかもしれません。
今のバランスのなかで倒れないように必死に過ごすしかないのかもしれません。
現在の私はワーク<ライフのバランスでいますが、それはそれでなんだか虚しい気持ちにもなります。
もっと仕事も頑張りたいのだけど、まだ息子を放置するのは心配。
けど子どもは勝手に育つし、仕事してなさそうな後ろ姿より、バリバリ仕事してる後ろ姿を見せたいとも思ったり。
あっちでもない、こっちでもない、とモヤモヤしているのが正直なところです。
みんな、どうやって生きているのだろう。
小学校低学年て、保育園時代よりも気をつけないといけないお年頃なのかもしれない。
毎日遊んでたくさんの大人が手厚く指導してくれる保育園から一転して、勉強だらけの小学校生活。
ひとりひとりにかける時間も格段に減り、家庭での生活習慣が大切になる。
上の子は小学校低学年の頃、私がそこまで仕事ができていなかったからいっぱい遊んだ思い出が根底にあるため、やりたいことに夢中になれているのかも。
息子は小学校に入ったタイミングで忙しくなって遊びにもたいして連れて行ってあげれていない。
これが全ての根源なのかなー。