鳥スープのこと

たまには日々のことでも。

最近、外出がしにくいですよね…
遊びに行くところはともかく、図書館も開いていないので、出かける場所が全くありません。
ので、私はもっぱら原稿を書いています。
申し遅れましたが、私は小説家志望のフリーターなので、アルバイトのない日はもっぱら机でPCに向かっています。

そこで、今回は私のおすすめの作り置き料理を紹介します。
鳥スープと言って、鶏肉と野菜を塩と酒と水で長時間煮込んだ汁物です。
ユダヤ系の家庭でよく作られるチキンスープがベースです。風邪を引いた時にはこれを湯気が立つくらい温めて食べたら一発で治るんだとか。
私は鳥スープ、または〆切汁と呼んでいます。〆切間近でランチに出かける暇や食事を作る暇すら惜しい時に、一気に大量に作って保存可能だから。しかもパンにもご飯にも合う。そして、作り方は材料を切って焼いて、あとはほっとくだけという簡単さ。


仕事や趣味の時間(私の場合は執筆時間)を最大限にしたい。
買い物に行くのは最低限にしたい。
料理が苦手でも大丈夫。
そして栄養があってうまいものが食べたい。
これら全ての願望を叶えてくれます。
まず材料は以下の通り

材料(今回作った大鍋一杯分)
鶏肉(鶏骨付き、鳥手羽元が最高)…16本  ※必須
キャベツ…4分の1玉   ※必須
玉ねぎ…一個
にんじん…一本

その他あり合わせの野菜、豆など(じゃがいも、ナス、セロリ、白菜、トマト、ひよこ豆、白いんげん豆など、余ってる物で可)…適量

水…材料にかぶるくらい
しょうが、にんにくのすりおろし(あれば)…少々
塩…小さじ3
酒…大さじ2、3
サラダ油…適量

なんか全体的にアバウトですが、これで作れます。
鶏肉は骨ごと入れるのがコツらしい(骨だけに)ので、安くて骨つきの手羽元がお手軽で最適です。ない場合(それこそないと思うけれど)はもも肉や胸肉でも多分大丈夫です。
とりあえずなんでもぶち込んでオーケーなシロモノなんですが、

最低限、鶏肉とキャベツだけは必ず入れてください。

一回キャベツを入れずに作ったら、もの凄まじく物足りない味になりました。どうやら、キャベツの旨味がスープの基本となっている模様。鶏肉がないとそもそもチキンスープにならないし(笑)
栄養面から玉ねぎと人参も入っていた方がいいでしょう。これらが基本の食材です。
さて、次は作り方。

1、材料を用意して野菜を切る

鍋にぶち込む野菜を切ります。
玉ねぎはみじん切りか薄切り、人参じゃがいもナスなどは1センチ角くらいのさいの目切り、キャベツはざく切りか粗みじん切りです。今回はこんな感じ。

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見えないですが玉ねぎの下に人参がいます。

2、鍋に油を敷いて、鶏肉、あればしょうが、にんにくを炒める。

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こんなです。
鳥の表面が白くなって、軽く焼き目が付くくらい焼きます。
にんにくとしょうがはなければ入れなくて大丈夫ですが、入れると風味が出て身体にもいいです。チューブがお手軽ですが水っぽくて跳ねるので、鳥手羽元と一緒に入れてしまっても可。

3、切った野菜を順次入れて炒める。その都度、塩小さじ1を入れる。

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1回目は玉ねぎ人参。

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玉ねぎが透き通ってきたらキャベツ投入。

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キャベツがしんなりしてきたら、この工程は完了です。

4、食材にかぶるくらいの水を入れ、塩小さじ2、酒大さじ3を入れる。

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水は沸騰して溢れない程度、多めに入れても大丈夫です。
どうせ煮込むうちに量が減って、水を継ぎ足したりするので。
味付けは水の量に応じてです。今回は概ね1.5リットルくらいで、塩小さじ2と酒大さじ3です。これだけで、スープの素を入れなくてもいいくらい味が出ます。

5、アクを取りながら蓋をして弱火で煮込む。

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アク取りとしてリードを落し蓋にして煮ます。
ここから、時間が許す限り煮込んでいきます。
その間は放っておいてオーケー。
途中、30分から一時間くらいずつ、気が向いた時に様子を見て、水が減ってたら継ぎ足します。
だいたい、二時間半くらい煮込んだのがこちら。

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そして、さらにここから一時間。途中で出かけたり手を離せなくなった時には火を消して余熱を通してもオーケー。ただし帰ってきたら火をつけること。


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わりと煮上がったところで、型崩れしやすい柔らかい野菜を入れていきます。今回は基本食材に加えて、タンパク質と食物繊維の白いんげん豆の水煮を汁ごと加えていきます。じゃがいもとか入れる時もこのタイミングでしょう。
ここからさらに10分ほど。ほぼ完成系。

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仕上げに一度沸騰させてから、塩コショウで味を調整して完成です。

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これでだいたい8〜9食分くらいは出来ました。
朝昼晩これ食べても3日はしのげる量。
他のおかずと組み合わせれば5日は持つかも。

煮込み時間は今回は三時間くらいでしたが、鳥手羽元はだいぶホロホロです。
理想を言えば四、五時間くらい。
まあ、時間ある時に休み休み煮込めば大丈夫です。

これのいいところは、味付け自由でアレンジができるところ。
基本のスープはどちらかといえば西洋コンソメ風味ですが、他の調味料次第で和風にも中華にもなって、ご飯にもパンにも合う。
ケチャップやトマトを入れればミネストローネ風。マカロニを入れればそれで一食まかなえる。
究極に時間がなければ冷凍の白米を解凍して、そのまま丼に突っ込んで食べられる。
あと、私は大変胃が弱い(お酒を飲んで二日酔いになったことはないけれど、なぜか胃は痛くなる)のですが、温かいスープとキャベツのお陰で胃にも大変優しいです。そんなに高い食材を使ってないのでお財布にも優しい。

圧力鍋を使った場合はもっとお手軽で、材料と水を入れてだいたい圧力かけて40分くらいが良いです。この場合はじゃがいもを最初から入れててもオーケー。

時間がある今、気が向いたら暇つぶしも兼ねて、どうぞ作ってみてくださいませ。

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