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印鑑(会社印)とは?印鑑発注してみた

今回のトピックは、【印鑑(会社印)】
「脱印鑑!」が社会的な風潮となってはいるものの、起業においては必須のツールの一つです。必要な印鑑の種類などコンパクトにまとめてみました。

また、「起業手続きやってみた!」シリーズとして、実際に印鑑3点セットを発注→納品までの過程を公開してみましたので参考にしてください。
(以下サムネをクリックすると、関連記事へ飛びます)

(1)印鑑3点セット/4点セットとは?
(法人用)

まずは、印鑑3点セットとは何か?印鑑4点セットとは何か?(法人のケース)

■印鑑3点セットとは、
「① 実印(会社印)」、「② 銀行印」、「③ 角印」
■印鑑4点セットとは、上記  + 「④ゴム印」

出典:はんこプレミアム公式サイトなど

印鑑3点セット(法人)

① 実印(会社印)
・実印は、会社実印・代表者印・法人実印などとも呼ばれる。
・法務局で会社設立の手続をする際に登録手続を行い、本店所在地を管轄する法務局に登録してあるものが会社の実印となる(印鑑登録証明書に記載される)。

② 銀行印
・取引口座を開設する際に、銀行(金融機関)に届け出る印鑑。
・実印(会社印)を銀行印として届出することも可能だが、一般的には、代表者印とは別に銀行印をつくる。
・理由は、実印と銀行印が同じものだと、もし印鑑を紛失した場合や盗難にあった場合に、会社としての意思決定や資金管理等が一度に全てできなくなってしまう可能性を避けるため。

③ 角印
・角印は、日常的に多く用いる印鑑。
・会社の「認印」というと、角印のことをいうことが多い。
・見積書、請求書、領収書など、会社印を押すほどには重要ではない書類に押印が必要な場合に利用される。

印鑑4点セット(法人)

④ ゴム印
・上記に加え、「ゴム印」を加えて4点セットと称される、事務の効率化を目的としたスタンプ。
・領収書、封筒に社名を書くときなどに手書きの手間を軽減できるため、実務上で重宝される。

(2)印鑑3点セット/4点セットとは?
(個人事業主用)

次に、個人事業主のケースです。

■印鑑3点セットとは、
「① 実印(個人印)」、「② 銀行印」、「③ 角印」
■印鑑4点セットとは、上記 + 「④ゴム印」

印鑑3点セット(個人事業主)

① 実印(個人印)
・住所地にある市区町村役場にて印鑑登録を行った印鑑が実印(個人印)となる(印鑑登録証明書に記載される)。

② 銀行印
・取引口座を開設する際に、銀行(金融機関)に届け出る印鑑。

③ 角印
・角印は、日常的に多く用いる印鑑。
・見積書、請求書、領収書など、会社印を押すほどには重要ではない書類に押印が必要な場合に利用される。

印鑑4点セット(個人事業主)

④ ゴム印
・上記に加え、「ゴム印」を加えて4点セットと称される、事務の効率化を目的としたスタンプ。
・領収書、封筒に社名を書くときなどに手書きの手間を軽減できるため、実務上で重宝される。

(3)印鑑作成前に、会社名を決定

印鑑製作に先立ち、会社名を決定する必要があります。会社名決定のポイントは以下の通りです。

・実務上は類似商号調査を行い、同一市町村内での同じ商号を回避する
・類似商号調査は、『国税庁 法人番号公表サイト』で候補会社名を検索し調査を行う

(4)印鑑作成前に、代表者の役職を決定

印鑑製作に先立ち、代表者の役職を決定する必要があります。一般的な役職や印鑑印字ケースは以下の通りです。

<1. 法人(株式会社)のケース>
・会社登記上の役職は、「代表取締役」
・会社印(実印)は、「代表取締役(之)印」
<2. 法人(合同会社)のケース>
・会社登記上の役職は、「代表社員」
・会社印(実印)は、「代表社員(之)印」又は「代表者(之)印」
<3. 個人事業主のケース>
・「代表」や「代表者」の肩書を使うことが多い
・実印(個人印)は、「フルネーム」

◉「オリジナル名刺作ってみた!」は、以下をご参考にしてください。

◉「オリジナルロゴ作ってみた!」は、以下をご参考にしてください。

ぜひ、みなさまの、起業準備のご参考にされてください。


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