オタ恋のような恋愛を求めるな

まず初めにこの記事はオタ恋をバカにしているわけでもオタ恋に憧れている人を貶しているわけでもない。ただ、オタ恋のような恋愛をしようとするならそれなりに条件をそろえる必要があると言いたいだけだ。それから散々だったので愚痴りたい気持ちもある。むしろ愚痴が大半なので暇つぶしに読む程度でとらえてほしい。


ちなみに筆者はオタ恋に憧れていた彼氏が生理的に無理すぎて一か月で別れた。


彼から直接オタ恋に憧れていると聞いたわけではないが、そう思わせる言動がいくつもあったのでそのエピソードを書いていきたいと思う。


●登場人物

筆者…二次アイドルや男性声優が好き。ソシャゲ好き。同人活動をしている。社会人一人暮らし。

彼氏…付き合ったのは筆者が初。オタ恋にとても詳しい。誰が聞いてもタイトルは必ず知ってるようなジャンルが好き。学生実家暮らし。

①使うスタンプが高確率でオタ恋出会ったその日からオタ恋スタンプばかり送ってくる。時たま美少女系のアニメのスタンプ。
②やたらとモンハンを勧めてくる。モンハンは持ってるけど全然やってないと話すと猛プッシュされた。数か月間推される。一回だけ一緒にやったが私には合わないのかそれっきりプレイすることはなかった。
③売り子の申し出私が同人活動をしている話をすると売り子するよと言ってくれた。申し出はありがたいが彼氏に自分が出した成人向けBL同人誌は死んでも見られたくない。エロ描いていることももちろん言ってあった。俺は気にしないと言ってくれたが私が気にする。
④家に来たがる社交辞令で家に来てもいいよといった。けれどこっちが誘ってもないのに「筆者の家でおうちデートしない?」と言って来たり、解散が早い時間だと「今から家に行っちゃだめ?」と聞かれた。それも付き合って二週間しかたってない、会った回数で言えば5回にも満たない時に。一般論はわからないが私の感想は「付き合いたてでおうちデートはなくね?」だ。他にやれることもっとあるでしょ。
⑤私のハマっているジャンルにハマろうとする二次アイドルは曲数が豊富だ。彼がある日LINEでそのジャンルでおすすめのユニットを聞いてきた。答えるとCDを借りて聞いてくれた。感想はいい曲とよくわからない曲があったとのこと。
⑥付き合った瞬間上から目線突然態度がでかくなった。それも私のことを理解しているというように「お前は〇〇だもんな」という口ぶりが増えた。まるで数年来の付き合いのように。この時点で付き合って数週間しかたってない。付き合う前に半年ほど月1ペースで数時間ごはんいったりくらいはしたがそれでもこれからお互いを知るといった時にだ。私の事を理解してくれてるような態度だが節々から見下してるのが伝わってきた。(ちなみにこっちが年上だし向こうはまだ学生)


①~⑥、どことなくオタ恋と似通っている部分が多くはないだろうか。私はこれらの要素から彼氏がオタ恋のような恋愛に憧れているかつその願望をこっちにまで押し付けていることに気づいた。特に同じゲームをしたがったり売り子をしたがる流れ。オタ恋の映画でもあった。ちなみに時系列は番号のまま①~⑥の流れ。オタ恋の恋愛観を押し付けられている瞬間もう駄目だった。他にも要因はかなりあるが今回の件では関係のない話なので割愛する。こうして付き合って一か月で別れた。

最後に、オタ恋のような恋愛をすぐにしたいのならばまず前提条件として下記が揃っていないと無理だ。というよりあれは幼馴染で職場が同じだから成り立った関係ではないのか。条件が揃ってないなら長期戦を覚悟してほしい。①昔から互いの家を行き来する仲の幼馴染②自分と立場の同じ人間(社会人なら社会人同士、学生なら学生同士)③時間に対する価値観、使い方が合っている

そもそも出会って1年にも満たない、付き合って1か月経ってない相手にオタ恋のような関係をガツガツ求めるのは酷ではないか。そもそもリアルの同人女は付き合ったばかりの彼氏と会う時間よりも趣味に費やす時間の方が大事だし家だって腐海なのだから彼氏どころか親すらあげたくない。パンピー入れるのにどれだけ掃除が必要だと思ってんだ。
念の為に言っておくと彼は付き合う前まではオタ恋のような恋愛に憧れている節は見せていなかった。あくまで好きなんだなと思わせる程度だった。付き合った瞬間人が変わったとだけ言っておく。本性が出ただけかもしれないが。最初から知っていれば付き合っていない。
この記事に賛否両論はあるだろうが、最後にもう一度だけ言っておく。オタ恋のような恋愛を求めるな。あれはフィクションだからこそ楽しめるのだ。