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香港生活(食事)

香港はとにかく物価が高かった。外食も高かった。ローカルのお店なら日本の普通のお店か、それより安い値段で食べることも出来たけれど、言葉が通じないし、衛生面で怪しかった。最初の頃は夫婦ともに胃腸を壊して病院のお世話になった。1年くらいしたら、慣れたのと、敢えて冒険もしなくなったので大丈夫になった。
現地のご飯は美味しい店もあったけれど、極端に辛かったり、脂っこかったり、量が多すぎたりで、無難なのは雲呑麺かコンジーと呼ばれるお粥、もしくは飲茶だった。香港は鼎泰豊があちこちにあり、チェックシートで注文も出来るし出てくるのも早かったし美味しかったので良く食べに行った。

日本食で、一番好きだったのが三笠屋のランチのお寿司、とはいえランチでも二人でビールをつけて1万円近くしたので、数ヶ月に1回行ける贅沢だった。
きちんと美味しい日本食は、二人で1万円以上かかった。後に自宅近くにサイゼリヤが出来てからはそっちを良く使った。

美味しいご飯を食べたいなら、自分で食材を調達して料理をした方が安くて確実だった。幸い香港は日本の野菜が空輸で届いていたので最初は香港オイシックス、後半はM'martで購入した。夫婦二人生活だったので、高価だったけれど量が少なめの日本の野菜の方が使いやすかった。冷蔵庫も小さかったし。
使いやすい挽肉が常時手に入るのは、シティスーパーだった。AEONでも輸入物のタイ産の挽肉が手に入る時もあったが、無いときもあった。AEONでは油揚げが数週間に渡って入荷がない事もあった。日本産の卵もあったが記載されている賞味期限が怪しかったので生では食べなかった。
輸入食材は入荷が安定しないのだなと感じた。

一度AEONが長期に渡ってリニューアル工事の為に休業している事があった。その時はハーバーシティのシティースーパーまで足を伸ばした。
黄埔駅が開業する前にリニューアルオープンした。フードコートで手軽に日本食が食べられるようになっていたが、結局使わずに終わった。

ブログや駐妻さんの口コミで新しいお店の情報は入手していたけれど、リピートしたいと思わせる店は限られていた。シェフが変わると味が落ちる事も珍しくなかった。

有名な海鮮のお店は友達が来た時に1回、会社の人と1回行った。何度も行っている人もいたけれど、私は一度経験出来たら十分だった。