深淵とわたし
のぞいているのだ。
(ニャーチェせんせい。
☆
あくどいことをしているわけではないが、お天道様が見ていると思えば抑止力になる。
愛猫のロー太郎がやってきてからは特にそう。
普段は可愛くて穏やかな表情やしぐさをしているのに、
時折とてつもなく鋭い眼光でこちらを見つめていることがある。
「嘘偽りはないか」
「本当にそれで良いのか」
何か見透かされているようで、ドキッとする。
まるで十王の前に引きずり出されたような気分だ。
自覚があれば、胸~胃の付近がザワザワし始めるし、
自覚がない場合も、自分の行いを振り返ったり、立ち止まって点検できるので、
いい意味でストッパーとなっている。
ともすれば易きに流れてしまうわたしの師匠的存在だ。
☆
でもね、師匠、さっきおやつ食べたばかりだからおねだりしてもダメです。
それはそれ。これはこれ。
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