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さらに一歩先へ

北アルプス物語その7 〜北穂高3106m〜

未体験の旋律を奏でる、


ステキな叔父様との出逢い。


小屋での数奇な運命は


私とAをどれだけ弄ぶのか。


叔父様には申し訳ないが、


距離をとらせていただく。


うっすら睡眠完了。


そして本日、

行き先は北穂高岳。


ここまで来たらもう一歩。


欲が出る。


厳密にいうと違う。


二日間、

睡眠不足の思い出しかない。


求めているものが得られていない。

若さゆえの勢いである。


未だ、達成感はない。


そうだ。

山頂に行こうじゃないか。


よし、いい方法がある。


背負っていた荷物を減らすのだ。


涸沢にテントを張り、

荷物を
置きっ放しに。


あら不思議。

軽々歩ける。

この思いつき、

はじめはノッていたA。


傾斜を強めた山肌は、


山登りでなく岩登り。


体重の重いAは負担が大きいのか。


口数の減るA。

私は案外平気。


両手両足をフルに駆使。


さながら、

危険なジャングルジム。


体力と気力を奪う。


3000mを超える山の厳しさ。


このチャレンジは無謀か…。


登っても登っても眼前に山肌。


山頂など見えない。


Aのメンタルは崩壊寸前。


さて、

いろいろあって
山頂到着。


記念撮影。


小屋で昼食。


小屋泊受付。


達成感をようやく得る。


めでたし。


結果。


充実した登山は
結果を出してこそ。


納得のいく結果が必要。


その8につづく。

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