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横尾でテント泊

北アルプス物語その5 〜初のテント泊〜

ランチを終え、

腹も心も満たされる。

今日はテント泊。

事前に練習し、万全。

スムーズにテント設営。

山の夜は早い。

あたりが暗くなり、

寝る時間。

それぞれの寝袋を広げる。

じゃあ、おやすみ。

寝るのでお互い黙る。

黙る。

黙る…。

黙る……。

さむい!

何やら寝袋が冷たい。

地面に接している部分が。

まるで、氷を当てているよう。

とても同じ体勢ではいられない。

寝返りをうつ。

うつ。

うつ。

Aも同じ。

寝たいが寝られない。

テントの下は断熱をするのが基本。

準備が、認識が甘かった。

冷気の影響は大きかった。

そう、テント泊に決めたのは私。

山小屋泊は一人およそ10000円。

テントなら二人で1000円。

それにテント泊願望があった。

なんと愚かな。

想像の通り。

テント泊は初めて。

ミーハーな私は、

直前にネットで注文。

詰めが甘かった。

実際に外で寝るには、

地面からの冷気を防がないと、

まともに寝ることはできない。

無計画な私のミスだ。

睡眠不足という大きな爪痕。

決して忘れない。

快適に寝たいと願う。

ああ、もう朝のようだ。

諦めよう。

結果。ツケは自分に返ってくる。

ツメが甘くならないように。

その6につづく。

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