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新しい時代には「家族」という小さなコミュニティだけでは解決できないことがある。

「サザエさん」というアニメがまだ放送されていますが、あのようにおじいちゃん、おばあちゃん、娘夫婦にその子ども、そして娘の兄弟といった大家族が一般的ではなくなった現代では、「家族」のあり方そのものも大きく変わってきているように感じます。

しかし、いまだに福祉・行政では〝家族〟〝血族〟をベースに支援を語られることがとても多い。血がつながっていれば、支援をすることが〝当たり前〟「家族」がいることが〝助けになる〟という『前提』がいまだに少なくないことに違和感を持つ人も多いのではないでしょうか?


最近よく聞くようになった「ヤングケアラー」だってそうですよね。

家庭のことは家庭内でなんとかする、そういうことをいまだに〝当たり前〟だと盲信しているご家庭があるということ。本当はたくさんの福祉・行政の支援があるのにも関わらず、「家庭内のことは家庭で」という風潮が、子どもたちの大切な時間をただただ浪費させてしまう。とても悲しいことです。

もちろん「家族」は小さなコミュニティ。誰かの居場所であることも間違いではないでしょう。

しかし、誰にとっても安心・安全の場ではありません。

家族がいるからこそ、孤独・孤立に陥っている人、生きづらさを感じる人も、この世の中にはたくさんいらっしゃいます。

そういう外から見えづらい〝家族〟が一番難しい人間関係とも言えるのではないでしょうか?

簡単に切り捨てられないからこそお互いに依存をしあい、何の疑問にも思わない、だけどなんだか苦しい、そういう関係もあるでしょう。

たまに「孤立を解消するには、結婚することよ」なんて真顔でおっしゃる方がいらっしゃいますが、家族だってひとりの感情を持った「人」。アンドロイドでも不老不死の妖怪でも家族のための介護マシーンでもでもありません。

〝結婚〟したから、家族が多いからと言ってすべての人が幸せになることなんてことがないように、事実この日本では3組に1組以上が離婚するのですから、「結婚」がすべてでないのは確かでしょう。

それを考えると、どんな人だって、「ひとり」になる可能性はゼロではない。

だから、誰しもがひとりの人間として「自立」していることが今の時代には必要なのではないでしょうか。

当たり前のことのようでいて、実はとても難しいことですよね。

しかし、誰も皆に当てはまる「解」がない以上、『理想解』はひとり一人の中にしかない。そう思うことで人の行動は変わっていくのかもしれません。


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