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しっかりと「背景」を知り、考えるコトで表面的ではない課題解決のできるコンテンツができると信じています。

昨夜は、おひとりさま検定試験(#ひと検 )上級3期「孤立・孤独の背景にあるもの」ということで、あんまり楽しくはないけど『大事なこと』のセションに入りました。

心理職の横野さんのお話を聞くのは0期から数えて4回目。
回を重ねる毎に内容も深くなっているし、私自身も多角的に捉えられるようになってきました。
まるで自分のことを言われているようで苦しいと感じる受講生も過去にはいましたがひとそれぞれ、多少なりとも「生きづらさ」は抱えているでしょう。
その「背景」にあるものを知り、自分を受け入れること、他者の「背景」を想像してみることとその境界をきちんと把握し、別けて考えることは大事なことだと改めて感じる時間となりました。

「背景」を知ることの大切さ

ひと検に集まるメンバーは、困ってる人や自分と同じような悩みを抱えている人の居場所や解決するためのコンテンツ(商品やサービス)を将来的に提供したい、ビジネスとして継続していきたいという方が多く集まります。
私がそういう志のある方に、知って欲しいこと。
それが「背景」です。

私が「おひとりさま」の活動を始めた当初「おひとりさま」のプロと自称される方、呼ばれている方にお話をうかがって、必ず聞くことがありました。

「おひとりさまが孤立しない為にはどうしたら良いと思いますか?」

(その当時は)必ず返って来る言葉は「友達をつくりましょう」「趣味を持ちましょう」、一番ビックリしたのは「結婚しましょう」でした(笑)

それが簡単にできないから、孤立するのでは? それに、人間関係で病む人も多いのにそんな事が解決になるはずないじゃなか! と思いながらも、私自身も明確な「解」を持っていなかったので、突き詰めた話をしませんでした。

特に自分が取材されても同じような質問をされ、できるだけ実体験に基づいた話として、具体的なひとり時間の過ごし方と、それぞれに環境や価値観、考え方があり、一概に正解がないことを含め、パーソナルなネットワークって「つくる」ものではなく「できる」ものですよね、といったような話をしましたが、結局、記事として世に出ると「おひとりさま」は「友達をつくりましょう」「趣味を持ちましょう」というオチになることが多く、常にもやもやした気持ちでいました。

ひとりひとり考えた方も価値観も抱えている背景も違うのに

「私にもできたから、あなたにもできるよ」そんな発信が世の中には多いように感じます。
しかし、それぞれにおかれた環境が違うのに、本当にそんなアドバイス役立つのでしょうか?
大事なことは「背景」を知ること、寄り添うこと、そして「なぜ?」の部分ではないかと感じています。
誰にでも正解の方法や商品・サービスがないように、ひとりひとり考えた方も価値観も違います。居場所だってそうです。必ず家庭が安全安心の場ではありません。家族に支配されて「考えることを奪われているひと」も世の中には多くいるように思います。
自分自身でもそういった「背景」にある課題に気付いていないこともあるでしょう。
周りが気がついていても、本人にその意思がなければ助け出すのは非常に難しいことです。
ですから、「私にもできたから、あなたにもできるよ」ではなく、まずは「なぜ?」という問いかけが必要なのかもしれません。「なぜ?」こんなにも生きづらいんだろう? 「なぜ?」さびしいと感じるんだろう? 「なぜ?」ひとりでいちゃいけないんだろう?そういった、「なぜ?」を突き詰めたときに「背景」が見えてくるんだろうなと感じています。
そして、そこにこそ人をつないでいくヒントがあるのだと。

この「孤立・孤独の背景にあるもの」のセッションは、講座・ワーク・公開講座(一般の方も無料で参加できます。詳細は後日)とまだまだ続きます。
しっかりと「背景」を知り、考えるコトで表面的ではない課題解決のできるコンテンツができると信じています。


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