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2か月間猫だった新社会人、ついに社会から呼び出しがかかる。

20200525
ついにさよならだ。いや、ひと時のお別れ。
ついに、4月1日に支給された会社支給のパソコンが明後日あたり旅立つことになった。
ということは、このスーパー自粛在宅勤務期間に終了をつげられたということ。

正直、嫌だ。会社に週5日も行くという事実がつらすぎる。
今年の4月から新社会人となった私だが、このコロナがあったせい…おかげで数回しか出社していない。いまだ会社のドアの先に踏み込む一歩目は緊張するし、この自粛期間でコミュニケーション力は格段に下がった。そう、猫だったのだから。

4月にテレワークと聞いたときは、正直すんごい嬉しかった。
社会に出ることの怖さ、知らない環境に飛び込む怖さ、出社しないというだけで、その恐怖は一瞬にして消え失せた。

でも、一週間くらいするとどうにも辛くなった。何がつらかったのか。
家にいても毎日やるべきことがあるということ、社会人だという事実、彼氏と遠距離になったこと、友達とどうでもいい話を対面で話せないこと、いつでも行ける場所が行ってはいけない場所になったこと、なんか暇ということ。
いろいろ重なって、急に涙が出ることが多かった。散歩していても、枕に頭を預けているときも、自転車で音楽を聴きながら走っていても、急に涙が出た。
言葉にできない気持ちと涙でずっと苦しかった。

5月になると、テレワークに慣れてきて、普通に充実した生活を送っていた気がする。
特に涙も出なくなった。
GWは振り返るとたくさんのことをしていたみたいだ。
オンライン麻雀、花を買う、紙袋に色を塗る、カイワレを種から育てる、洋画の良さに気づく、映画を7本見る、料理をつくる、オンライン筋トレ、オン飲み、カルーアの原液を買う、人間失格を24pまで読む、3000円の枕を買う、tikktokをエンドレスみる、iphoneSEの予約。一生休みがいいと思った。

そして今、全く社会に出たくない。これがコロナウイルスが生んだ怪物だよほんと。
何も分からないまま社会の荒波に飲まれるんじゃない。テレワークという選択肢があるということを知った若者なのだ。甘い考えをたくさん持っているんだよ。

さて、始めようか。

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