見出し画像

Once an Immigrant, Always an Immigrant

人種のるつぼのニューヨークシティに住んでいても、いや、住んでいるからなのか、アメリカの人って、『未知な者に対する不安』みたいなものが、結構大きいんだなと思う事がある。警戒心が高い。子供達が、裕福な家庭の多い私立に通っているから、そう思うのか。

これが、同じ職場で何となく相手のバックグラウンドが透けてみえたりすると、安心感があって人種や文化の壁を乗り越えて、仲良くはならなくともそこまで警戒しない。「同じ職場」という安心感が、アイスブレーカーの働きをするからだ。

でも、母親の世界は、厳しい。初対面の場合、相手が警戒しているのが凄く伝わるし、私も、相手を警戒している。身なり。子供。会話。大切にしている(ように見える)事。関わっている人間関係。コミュニティ。社会的ステータス。

経済格差の激しい且つ様々な人種や文化の混ざるニューヨークなので、なるべく似たよった社会的ステータスだったり、人種文化宗教の家庭と関わりたい、子供を関わらせたい、というのが、多くの保護者の本音だと思う。

なんでこんなひとり事を書いたのかというと、朝、子供が起きる前にきちんとした服に着替えて髪をブローし化粧をするのはどうしてかな、子供を送るだけなのに。と考えてみたら、「警戒されたくないから。」と思う自分に気が付いた。身支度がなければ20分は長く寝ていられるのにな。きちんとした身なりだと、相手の警戒心が薄れるのが分かる。何となく、安心されるのだ。

と、ここまで書いて、これは移民やマイノリティーあるあるだなーと思った。20年以上ここに住んでいて、こちらで大学も大学院も出て仕事もしてたのに、こういう気持ちって消えないな。

Once an immigrant, always an immigrant. 

なんて、キャッチフレーズを作ってみた(笑)。今日も一日頑張ろう。






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?