3歳児検診と就園。保護者の本音、どのような考え方があるかを知ろう。
3歳児検診は「就園に向けて」という観点から支援者と保護者の関わりがスタートする一つのきっかけになっています。園では、子どもたちにどのような行動が身についていることが求められるか。というイメージを丁寧に示しながら、就園に向けた準備を一緒に進めていきます。知的障害のような発達全体の遅れや発達障害のような発達の偏りについても、基本的には集団生活に向けた準備として何が必要か、を一つ一つ丁寧に説明していきます。
未満児クラス・未就園クラスに参加すべきか
実際に、「発達の偏りのある子どもたちの保護者」から尋ねられる内容は以下のようなものです。
Q:集団適応の苦手な子でも行くべきですか
A:苦手な子ほど練習が必要となるため、保育園の未満児クラスや幼稚園の未就園クラスへの参加は大いにすすめています。それは、偏りのある子どもたちは、一度身につけたことが時間とともに消えてしまう傾向もあるため、行動の型や離れという意味でも、持続的な事前準備は有効です。
集団が苦手なため就園を遅らせるべきか
これも、よくある質問です。
Q:就園時期を1年遅らせて年中から入園しようか悩んでいます。
A:不得意であればあるほど、自力で身につけるのは難しいし、場に慣れるのには時間がかかるため、もし入園を遅らせればますますできないことがそのまま足踏み状態になりやすいです。ただ、保護者の強い意向やメンタルの問題があれば就園を遅らせることもあります。
幼稚園・保育園の選択について
発達に遅れのある子どもを育児している保護者から良く受ける質問です。
Q:私立の保育園や幼稚園について、どの園がふさわしいですか。
A:これに関しては言及はできません。ですが、園の方針、教室の構造、スタッフの経験、加配の制度、カリキュラムなどの情報など、情報提供を行い、保護者と一緒に考え、保護者自身が何度も見学にいくことをお勧めしています。
Q:療育クラスではなく、普通の園に行きたいと考えています。
A:もちろん、保護者の強い想いとして健常児と同様に育てたいという想いがあります。そのため、情報提供として
一般の園ではどの程度のことが求められるのか、今のお子さんの発達状況、実際の園のスタッフが成長を促すための個別の対応をしてくれるかといった点を説明します。基本的には個別対応の比重の違いが一番なこともあるので、そのあたりの説明を行い判断材料にしてもらっています。
最後まで読んで頂きありがとうございます。では、もう少し具体的に育児や療育ついて教えてほしい、と思われたら、こちらのサービスで横山が伴走致しますので、良かったら覗いてみてください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?