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人生に点を打つ

人生に点を打つ。

スティーブジョブズがスタンフォード大学の卒業式のスピーチで言っていた。

興味のあることにとりあえず首を突っ込んでみて、頭の中にアイデアを散在させておく。今は何の脈略もないその点と点同士がいつか線になって結ばれる。その時のために、今は人生に点を打っているのだと。

将来やりたいことが明確に決まっているわけではない状態で、興味のある場所を訪れて、気の向くままに時間を過ごし、「自分なにやってるんだろう」という虚無感に襲われたりもする今の自分は、きっと将来、人生を振り返った時に、その時の自分へと続く道筋を作り上げる「点」を打っているのかもしれない。

アイスランドで登った火山が、デンマークで見た建築が、スウェーデンで聞いたカモメの声が、今まで見てきた光景の数々、そしてこれから見ていくであろう世界の姿が、いつか人生のどこかでつながって、ひとつの地点で集結するのかもしれない。

そんな気がしている。

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