目の前で踊らないで

我が家に amazon echo showがやってきました。
echo showって画面付きのやつです。

嫁がポチったようです。

ま、YouTube 見れるからいいやと思っていたのですが、・・・よくない。

めちゃくちゃ注意力を取られます。

わざと画面を明るくしているようで、読書をしていても視界の中で星のように光り輝きます。

画面はひっきりなしに変化し、まるで踊りながら「私を見てー」と言っているかのよう。

誘惑に負けてそちらを向くと

「〇〇と言って」

と文字で、何度も何度も語りかけてきます。


これ、かなりやばい。

集中力をかなり取られます。

木々の動きや葉の擦れ合う音とは全く逆です。


目的が違うから当たり前といえば当たり前なのですが、予想以上ですね。

私は近くに置かないようにしました。


showの目的は、乱暴な言い方をすると、命を奪うことです。

命とは時間です。

showやTVは限られた命の時間を、見ることに浪費して欲しいのです。

見てさえもらえれば、後はいくらでも物を買いたくなるように誘導できますし、不安をあおって、自分達に都合のよい考え方を植え付けることもできるからです。

実際、CMを見せるだけで吸引力の弱い掃除機でも飛ぶように売れますし、ニュース番組から病気に対する人々の考えも変わってしまいました。

そしてもっと恐しいことも。

それは、自分で物事を考えられなくなることです。

見せる側が「考える」と「その結果」をセットにして出してくるので、見る側は考えないでよくなります。

もちろん、その「考え」に使うデータは見せる側に都合のいいものを使うので、都合のいい結果だけを、見る側は受け取ることになります。

自ら調べ考えて出る結果とは、ほぼ反対の結果を与えられるのです。

しかしほとんどの人はそれに気づかないのではないでしょうか。

「考える」が、もうセットの中に入っており、すでに一度、考えたことになっているからです。

つまり自分で考える機会を奪われたのです。

これを繰り返されると、どうなるでしょうか。

人の体は使う部分が発達し、「使わない部分は退化する」

それが答えでありshowやTVが喜ぶことでもあります。


私もテレビを見なくなって10年以上経ちますが、やめて本当によかったと思います。

世界が違って見えるようになりました。

もっと若い頃から見るのをやめていたら・・・


気を取り直して、今からでも日々勉強です。

とりあえずshowの電源も切りました。

ぜひこれからも、与えられた考えではなく、間違えて、試行錯誤して、考える頭を皆で作っていきましょう。



それではまた。

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