必要なのは1万時間じゃない

私はハンドボールを愛しています。

しかしそれも、今となっては片思いです。

高校時代は勉強もせずハンドボールのことばかり考えていました。

誰よりも運動には自信があったので、苦しい練習に耐えれば誰よりも上手くなると思っていました。

しかし実際には違いました

県の選抜にも選ばれず。

今思えば当たり前だと思います。

ボールの握り方、体の使い方が間違っていたことに、やっと気付いたからです。


1万時間の法則というのがあります。

1万時間練習すれば何だってトップレベルになれるという法則です。

マルコム・グラッドウェルという方が様々なジャンルの、トップレベルの人と普通の人を調査し、導き出した数字ですが、私からするとそれはちょっと違います。

また別の方が、「好き」になることができればトップレベルになれる、と言っていますが、それもちょっと違います。

どちらも確かに大切なのですが、私が必ず必要だと思っているのは「正しいやり方」です。

どれだけ長時間練習をし、どれだけ楽しかったとしても、間違ったやり方であればやればやるほど間違ったクセを強くします。

そうなると必ず成長は止まります。

確かに好きであれば、いつかはその間違いに気付き、もっといいやり方を知ることになるのですが、その「いつか」では遅いのです。

それが今の私です。

腰をつぶし、3回の全力疾走だけで肉離れするような体になってから「正しいやり方」に気付いても遅いんですよね。

だから本当に上手くなりたいなら、できるだけ早く「正しいやり方」を教えてくれる人を見つける事が必要です。


ただ、気を付けなければならないのは「正しいやり方」ができる人ではなく、問題を見抜いて教えられる人でなければなりません。

自分ではできても他人の修正すべき点を見つけられない人もたくさんいるからです。

問題を見抜き、適格なアドバイスを得ることができれば、必ず進歩するので自分の成長を感じられます。

すると勝手に好きになります。


自分が数十年かかって手に入れた体の動かし方や心の学び。

それをまだ若い人に教えれば、その子は数ヶ月でマスターするかもしれません。

そしてその子がさらに新しい学びを加えて発展させ、また若い人に教えていく。

そんな学びの積み重ねで人は発展していきます。

ぜひ、今までに学んだことを周りの人達に伝えて、世の中を変えていきましょう。




それではまた、

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