上司がニンジャスタイルとかいってハチマキを巻いているので、助けてください
こんにちは、人と文字のなかもらと申します。
さて、表題の通り、最近、上司が頭にハチマキを巻いて仕事をしています。
まあ、私外部スタッフなんですが、一応、彼は上司にあたるのでそう呼称させていただきます。
こいつです。このまったく華のない男 のじさとしが、ハチマキ野郎です。
自転車屋さんを運営したり、広告制作業を行ったりしていますが、数年前にキャトルミューティレーションされてから頭と髪型が変になりました。
それとストレスのせいなのか、ここ数ヶ月どんどん太っていきます。大丈夫なのか、大丈夫なんだよな、血糖値調べているんだよな?
さて、この男、つい先日も、なんの説明もなく打ち合わせにハチマキを巻いて登場しました。
なかもら
あ? おい、そのハチマキなんだよ。
のじ
え、知らないの? ニンジャスタイルだよ、ニ・ン・ジャ・ス・タ・イ・ル。
なかもら
なにそれ?
のじ
まあ、海外で流行っているのさ。気合い入るなー。ニンジャスタイル。僕、ニューヨーク帰りだし。
なんて言ってハチマキを外したり、巻いたりを繰り返します。その姿が、こう…、本当に憎たらしくて…。
その場でハチマキをうばいとって首をしめるか、頭にマイナスドライバーをたたきこもうと思ったんですが、とりあえず、オタクの喧嘩みたいなドタバタしたやりとりを経て、無理矢理頭から外しました。
調べてみたら、ニンジャスタイルとはNBAの選手たちが、頭にハチマキ状のヘッドバンドをすることを指すそう。
しかもこれ、選手にふさわしくないと今シーズンから禁止されているらしい。そもそもなにがニンジャスタイルなのか、また適当な欧米人が日本文化を間違って解釈してんなと思いつつ、念のためカメラを手にして戻ると…
やっぱり巻きなおしてる! なにこれ、なんなの! マジでなんなの! もう! ほんとに! 分からない! なにがいいのか分からない! 怒り!!
のじ
あれ、なんで撮ってんの?
なかもら
…。
のじ
え、なんで怒ってんの?
のじ
ちょっと、無言で近づいてこないでよ。
のじ
なに!? なんなの? 怖い!
怖いのはおまえのハチマキじゃ!!!
わちゃわちゃもめていたら、まずは体験してみろと説得されました。
たしかに、見た目が、売れない学生プロレスのふとっちょレスラーになってしまうとしても、頭ごなしに否定するばっかりじゃいけません。現代はダイバーシティの重要な世界。
知りもしないことを否定するようじゃ、一部のツイッターユーザーのようになってしまう(笑)。
巻いてみました。
うーん、ま、気合い入るっちゃ入る?
いや、え、はい…る…? かな…? ちょっと未体験すぎて分からない。
のじ
じゃあ、こっち。
色ちがいあんのかよ!?
というか、青だとカラテキッド感がすごい。
マジかよ。こんなもののためにお金をドブに…。
運動会じゃねーんだぞ…。
しかし、巻いてみてもニンジャスタイルのよさがよく分かりません。
そもそも、なんかゴワゴワして落ち着かないし、にやにやした奴にハチマキ巻いた写真撮られるときのいらだちがすごい。
とりあえず、気合いの入れ方なんていうのは人それぞれですから。
今回は不問とすることにしました。
しかし…
我々の運営するWEBラジオの収録でも(この写真のステレオタイプなオタク感半端ない)、相変わらず巻いています。
あんまりイライラしたので、油性ペンでいたずら書きしました。
そうしたら、仏頂面で巻いていました。
そこまで巻きたいのかよ! じゃあ! 許す!
なんだかプロレスラーみたいだな、と話したら、プロレスラーの真似をしていました。
まったく似ていませんでした。
みなさんの上司の頭は、大丈夫ですか?
うちは、茶碗蒸しでも詰まっているみたいです。
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