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言葉は遅効性#76

最近知った好きな言葉について。
「言葉は遅効性」

最近、私のnoteでよく登場してくる高橋晋平さんの言葉。

ネタ元のVoicyから出てきた「仕事上の青春」という言葉も、思わずメモってしまったすてきなフレーズです。

そう、言葉は、時効どころか遅効なんですね。
後からじわじわ効いてくる。

先日、京都市の主催するアトツギ、中小企業の20代から40代前半の後継者の方々が登壇するフォーラムがあったのですが、

「言葉は遅効性」ということをヒシヒシと感じました。

その時はただただ辛いだけだと思っていた

あの時、あの人にあの言葉を言われたから。

そんな経験が不確実不安定な時代に、家業を継ぐ決意や若くして人を育てていこうと考える原動力になっていると思いました。

ある若い後継者は中学受験を経験したときに、
誰からも、その志望校は無理だと言われた時、
母だけが「あんたならできる」と、最後まで信じてくれたことがずっと胸に残っていると言っています。

中学受験については、小学生から受験戦争、と眉をひそめる人もいますが、学力というより、このような言葉が子供の胸ずっと残っていくなら素敵なことだなと思いました。

ある方は身近に命に関わるようなことが起こって、初めて時間は命だと気付かされたそうです。

ただこれは、高橋晋平さんの放送でも言っていたのですが、遅効性をポジティブに発揮するには受け取り手側の問題がかなりあると。

その場だけで受け流して処理されてしまうと、後から遅効性を発揮することもない。

では言葉の遅効性の恩恵を受けやすくするのにはどうしたらいいでしょうか?

これは、荒木博之マスターのVoicyでたまたま見つけたのですが、言葉の遅効性はEQ(=言葉の知能指数)の高さが影響するのではないか。

長めの対談放送はあまり聞かないのですが、荒木マスターの言語化力がすごくて思わず全部聞いてしまいました。

荒木マスターから相談者が子供の愛想の良さをEQの高さと取り違えているのではないかと言う鋭い指摘がありましたが、
自他分離でき自分や相手の気持ちをうまく言語化できる人がEQが高い、そういう人こそ人との関わり合いの中でどんどん成長できる、とのこと。

こういう人が言葉の遅効性を享受できる人なのだと思いました。

最後に私が感じたことXでつぶやいたもの。

成熟とは経験で得たことを言語化できる能力を身に付けることなのではないかと最近考えるようになっています。

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