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一期一会と経験という名の映画

なぜ一期一会なのか

私は一期一会をいつからか、とても大切にするようになった。
恐らく留学して言葉が通じない、頼れる人はいない中で、人見知りはできず
心を通わせる人が必要で、大切にせざるを得なかったのかと思う。

約10年の月日が経ち、その時の経験のせいか居酒屋やカフェで見知らぬ人から
話しかけられても、話すようになった。ナンパではない。単純にその場で話す
一期一会の仲である。

そこで友達になった子もいる。
先日も美容院の帰りに偶然入ったカフェで店主とその友達と仲良くなり2回目の
来店をしてきた。店主と2人だった。

趣味はエピソードトーク

いつもするのは世間話からのエピソードトーク。
「え?嘘でしょう。」「こんなことある?」と思わず笑ってしまうような、
でも他人からしたら、ちょっとどうでもいい話。
そんな話を聞くと、私はあたかも自分が経験したかのような気分にもなれ、
その話の虜になってしまう。
他愛もない無い時間。その時間がとても愛おしくも思う。

特にこの2年は色んな出会いがあり、濃密なエピソードトークを補充した。

経験という名の映画

私の人生は1本の映画だと思っている。痛々しい話だが、そう思いたい節がある。
今の会社に入る時、社長に「あなたはこの会社に入って、今のあなたのままで
いることはできますか?」と正解のない質問をされた。
これも痛々しい話だが「人生は経験が血となり肉となると考えている。
そんなに人は簡単に変われないと私は考えている。」と答えて入社している。

「旦那が死んだら、2人の映画の本を書いて、後追いで死ぬ」
そんなことを言ったくらい痛々しい考えの持ち主である。

エピソードトークは「経験という名の映画」の脚本の一部だと思うと面白い。
私は人の人生の一部を聞いて楽しんでいる観客の1人なのかもしれない。

そう思うと、何気ない会話がより楽しめると思うのです。
だから、急に話しかけられたとて、拒まず、まずは話を聞くようにしている。

ふろく

YouTubeで見れる「経験という名の映画」をいくつか。
実際にそういった気分で聞いてみたらどう感じるか。
エピソードトークといえば芸人さんかと思うので、背景知らずにでも
楽しめるものを。長めなのでお時間がある時にラジオ感覚で是非。

お笑いファンというわけではないが、自粛期間を経てエピソードトークを
補充してくれたのは芸人さんのYouTubeでした。

GAG「大宮セブン」を語ろう

特にお笑いが好きじゃなくても、大人の人生として面白い。
関東吉本の離小島的な扱いを受けていた大宮の劇場。
しっかり解説もついている上に笑える。芸人さんって大変だけど、
きっと青春なんだなと勝手に思ってしまう楽しさ。
社会人でも同じような経験をしたな、というあるある感もある。

ザ・エレクトリカルパレーズ

2時間に渡るドキュメンタリー映画風動画。
エレパレと呼ばれる東京NSCのクラスのチームについて
追っていく内容。私たちも学校で同じようなグループやチームがあったと思う。変に惹かれる。ちょっと嫌な、自分の闇歴史を掘り返すような気分にもなれる。

みなさんは、人の経験という名の映画を見に行きましたか?



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