Bye Bye またね

さようなら会えなくなるけど寂しくなんかないよ/Mr.Children

私は福島県郡山市にあるコワーキング&イベントスペース co-ba koriyamaでコミュニティマネージャーをしています。

この度、1年ちょっとお休みをいただくことになりました。

co-ba koriyamaでお仕事していて、とっても楽しい瞬間や、なんだか寂しくなったとき、ときどき「自分がco-ba koriyamaを離れるときのこと」を想像していました。

いつもそれがどんな時なのかうまく想像できませんでしたが、なにかお手紙を残したいという事だけは考えていました。
少し長いですがお休み前の今の気持ちを残してご挨拶にしたいと思います。

探してるのにないじゃない エンドレスの冒険は/FAIR CHILD

co-baは全国にあります。
各地で色々なオーナーさん、個性豊かなコミュニティマネージャーさんがその場所その場所で、スペースを温めたり・盛り上げたり・守ったりしています。
co-baネットワークのスペースのあり方やコミュニティマネージャーのあり方が様々であるところが私は大好きですし、私自身も大きく許容されているような、そんな心地になります。

私のコミュニティマネージャー歴は社会人経験とイコールです。
コミュニティマネージャーになりたてのころに出会ったコミュニティマネージャーさんやco-ba関係の多くのみなさんは、今はそれぞれ様々な道に進まれています。

新しい旅立ちのお知らせや近況報告をSNSで見るたびに「私はいつまでco-ba koriyamaでお仕事できるのかな」と思うことがありました。

「お役に立てているのか」
「安心して使っていただけているか」
「さっきの言い方でよかったのか」
「もっと親切にできたのではないか」
「応援するってなんだろう」
「変わることが必要」
「変わらずお迎えしたい」

皆さんとco-ba koriyamaで時間をご一緒しながら、もやもやと考えることもありました。

季節が君だけを変える/BOØWY

今年の夏、体調を崩してしまい2ヶ月ほどお休みをいただきました。
お休み中思い出すのは、毎晩夢に見ていたのは、co-ba koriyamaのいつもの風景でした。co-ba koriyamaで会える皆さんのことでした。

毎日同じ場所で、同じ人に会えることは本当に奇跡みたいなことです。
家族や、学校や、会社や、コワーキングスペースもそうです。
それらの奇跡みたいな時間は、さみしいけれど永遠ではありません。
どんな家族も学校も会社もコワーキングスペースも、同じメンバーで永遠には居られません。

これまでもたくさんの皆さんとco-baで出会って、毎日のように一緒の時間と空間をご一緒して、そして季節が移り替わるようにco-ba koriyamaの風景は少しずつ少しずつ変わって、今日まできました。

一瞬みたいなことも、じっくりゆるやかだったこともありました。少しの時間を置いて再会できた、そんな幸福な瞬間もありました。

それはきっと私が知らない、co-ba koriyamaオープン当初から続いてきたことです。

私はco-baで皆さんと季節のお話をするのがなにより好きでした。
「暖かくなってきましたね」
「今年はいつごろタイヤ交換しますか？」
「日が長くなりましたね」
「明日は雨みたいですね」
「遠くで雷が鳴っていますね」

co-ba koriyamaの窓から皆さんと外の様子を伺うのも大好きでした。

皆さんがお出かけするときに「いってらっしゃい」とお声がけすることや、お仕事終わりに「お疲れ様でした」と言うのも、きっと皆さんが想像するよりずっとずっと私はその瞬間が幸せでした。

幸せな仕事をさせてもらっていたと思います。
私はco-ba koriyamaに座っていると色々な方にこの場所でお会いすることができました。

さよならだけどさよならじゃない/やまだかつてないWink

私の知らないco-ba koriyamaの時間が流れること、正直ちょっとさみしいです。
でもco-ba koriyamaは、皆さんが居てくださればco-ba koriyamaです。
私は皆さんが雰囲気を作ってくださるco-ba koriyamaだったから、ずっと大好きでいられました。
今日までco-ba koriyamaを好きでいさせてくださって、本当にありがとうございます。

来年の桜が咲くころ、帰ってきます。
またco-ba koriyamaでお目にかかりたいです。

「もう源平だんご買いました？」って季節のお話しましょうね。

とりとめのないお手紙を最後まで読んでくださり、恐れ入ります。

名残惜しいですが、このへんで。

最後は元気にご挨拶させてください。

どうもありがとうございました！
co-ba koriyama、たんじでした！