見出し画像

甲州市勝沼は、桃の花が開く頃から、
観光バスやツーリング、農園の周りを歩く観光客で賑わっている。

この1週間、ほぼ桃畑に滞在し、桃の花の様子を察していた。
小さな蕾から、ぷっくりと含み、少しずつ開花していくる。

この時期から、直受粉しにくい桃の木に、
花粉を受粉するため花粉をとる。
花が開く前のぷっくり膨らんだ蕾の中にたくさんの花粉が入っている。向に咲いている蕾を摘み採る作業です。
花粉を採る摘蕾作業が始まり、天気とスピードの勝負。

だんだん、お花が開いてきて、甲州市に桃の絨毯が一面に広がる。

開き始めは、やわらかい淡ピンクで、あたたかいエネルギー包まれていた。
枝に傘にぶら下げて、一つ一つ手作業で行なっていく。
私たちの手は、2本しかないから、人間の手でやることがほんのわずかなことしかできない。
こういう地道な作業の積み重ねが大事なんですよね。

お花が満開になってくると、花の色が一気に深みを増す。


この時期になってくると、花びらの奥に小さな桃の赤ちゃんがひっそりと
見えてくる。初めて産婦人科に行って、エコーでお腹の中の赤ちゃんの様子を見せてもらったイメージだ。


作業は上向きに咲いている満開の花をひたすら、摘みとって落としていく。
野菜作りで言うと、間引きの作業。
桃の木の足元にも花びらがたくさん。
落ちた花びらをかき集めて、花びらシャワーで遊ぶ。
そこに寝転ぶ娘。
髪の毛には、いっぱいの花。
この時期は、ピンク色に心も染められ、キュンキュンしまくり。

こんなに景色が変わる瞬間に立ち会えたこと、
とっても感謝しています。


桃の成長を見て、自然に触れて体験し、
呼吸を整えて、
自分を見つめる時間になる。









この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?