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CD『Hometown』が完成しました

CD『Hometown』が完成しました。

制作の経緯は、話せば長いので、フライヤーの文章を転載します。


はじめまして。ジャズ・ピアニストの西山瞳と申します。
私は枚方で育ちました。デビューして16年経ちますが、今年自主制作したこのCD『Hometown』は、枚方にちなんだ作品となっています。どこが?と思われると思いますが、2曲目「Take The “K” Train」をぜひ聴いてみて下さい。皆さんご存知の”あの”フレーズをモチーフに作曲し、演奏しています。
事の発端は2017年、メセナ枚方会館で行われた「HIRAKATA LOVE JAZZ」というイベントでした。枚方ゆかりのジャズ・ミュージシャン3名がそれぞれ率いるバンドで出演するジョイント・コンサートだったのですが、主催者から「枚方にちなんだ曲を書いて、枚方の3名でアンコールに演奏できませんか」という提案がありました。しばらく悩みましたが、全国でツアーをする際、各地で出身地を言うと、”菊人形”か、”○○○―”のどちらかを必ず言われます。それを踏まえ、後者のモチーフで「Take The “K” Train」を書いて演奏したところ、ジャズのコンサートでは経験したことのない愉快な笑い声に包まれ、楽しく記憶に残るコンサートとなりました。調子に乗って、翌年の同じコンサートで「HIRAKATA Park West」を作曲し、演奏。その翌年は、大阪府北部地震のために同イベントの開催が不可能になってしまい、3曲目を披露することなく皆さんから「Take The “K” TrainのCDはないの?」と尋ねられ続け、気付けば数年経ってしまいました。ちなみに、関西以外の地域でも頻繁に演奏していますが、なぜかいつも受けています。
今回のCD化にあたり、録音メンバーはもちろんこのコンサートで演奏してきた枚方の3人で、同じモチーフを使って「Our Memorial Attractions」、「Walking in the Park」を追加作曲して収録しました。加えて、できるだけ地元関西で制作をしたいと考え、私の出発点でもある奈良のNMGスタジオにて録音、アートディレクションに枚方市在住の平岡直樹さん(yuu)を迎えて制作。笑顔と会話の絶えない制作環境に、〈関西やっぱりいいなあ、人と人とで暮らしているなあ〉と、実感しております。
沢山の方々に聴いて頂けることを願っております。
西山 瞳


とりあえず、「Take the "K" Train」という曲が、私が作った曲でありながら私の手を離れてしまった実感のある曲で、いつか録音せねばならないと思っていたんです。

その他、録音の経緯や考えはライナーノートに書いていますので、読んで頂ければ幸いです。

そんなわけで、普段のラインと少し違う内容となっています。
ライブに来て下さる方々からのリクエストで制作したところがあるので、しばらくは流通に乗せず、ライブ会場での販売とオンラインショップのみの販売となります。サブスクリプション・サービスやダウンロード販売も、いまのところ予定しておりません。

こう書くとなんだか愛想がない感じですが、最初のコンサートの時からお客さんと共有してきたものが大きかったので、できるだけ聴いて下さる方と距離の近い状態でお届けした方が良いのではないかと考え、今回はそうさせてもらいます。

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演奏内容も明るいのですが、パッケージもとても明るいジャケットになって、嬉しいです。

オンラインショップで販売しておりますので、ぜひご利用ください。


また、関西のお店でCDを販売してもいいよ、というところがありましたら、ご連絡頂ければと思います。置いて下さるところは、こちらでも紹介します。


最初のCD発売ライブの7/14(木)大阪ミスターケリーズはSOLD OUTとなってしまいました。8月は8/14(日)鈴木さんとデュオで京都ナムホールの公演があり、9月には9/9(金)奈良ろくさろんでトリオでライブがあります。
年内にあと1回ぐらいはライブをしたいと考えています。
本当は枚方で公演がしたかったのですが、以前ライブをしていたジャズ喫茶は休業中、ホール公演も年内不可能だったので、何かあればぜひお声がけ下さいませ。

このアルバムに関しては、派手に宣伝して短期的に話題作りをするようなことは全く考えておらず、ライブも集中してCD発売ライブやツアーをするというよりは、長くうっすらと地元に残ればと考えています。

是非聴いて下さいませ。






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