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どこかで誰かを失いつつ生きる私たち。 ポーランドでの生活は、いろいろと制限が増して窮屈に感じることも多いけど、その分様々な事を考えるきっかけをくれるし、自分を省みていられる。最近はずっと部屋の中で本を読んだり、紙と鉛筆だけでドローイングを描いたりして過ごしている。外に出たい衝動に駆られると、キッチンの高いところにある窓から見える、淡い青色の空を見つめて、心を沈める。そうしている時にいつもぼんやり思い出すのは、谷川俊太郎の「空の青さを見つめていると」という詩。