アナフィラキシー
1歳1か月を迎え、卵・乳入りの乳幼児用クッキーを毎日少しずつ摂取していたころ、事件が起こりました。
その日は午前中に丸亀製麺さんのうどんに天かすを入れて食べ、午後に大人が食べているバームクーヘンを食べたそうにしていたので焼き菓子だからと思いひとかけ食べました。その1時間後、咳をし始め、だんだんそれが強くなってきました。その30分後に嘔吐、咳も苦しそう。その日は土曜日だったので休日外来に電話、30分ほどかけて主人が運転する車で向かいました。(このようなアナフィラキシー症状が出た場合は救急車を呼んでよかったようです。)
病院へ向かう道中もこのまま呼吸が止まったらどうしようとの不安でパニックでした。病院についたころには摂取から2時間経っていて、お腹に強く蕁麻疹がでていました。アドレナリン注射や点滴で応急処置をしてもらい症状が軽快していきました。その日は経過観察のため大きい病院(アレルギー外来に通院中の)に回されて入院しました。なんとか一夜明け、翌日には帰宅しましたが夜に発熱、翌々日に目がボーンと腫れました。
今回アナフィラキシーを起こした一番の原因はバウムクーヘンです。卵は過熱する温度と時間に比例してアレルゲンが低下します。また小麦のタンパク質と結合することでアレルゲンが低下します。焼き菓子といえど、クッキーは170~180度程度で30分程じっくりなかにしっかり火が通るまで焼くのでアレルゲンがある程度低下しているものの、バウムクーヘンは市販のものは300~400度の高温で焼くきますが何層にも重ねるので火の通りが甘く、小麦粉の量も少ないのでアレルゲンが多く残っている状態でした。なので、バウムクーヘンに限らず、ホットケーキ、スポンジケーキ、シフォンケーキ、どら焼き、ドーナツ等なども同様です。クッキーは食べられるので違う焼き菓子にチャレンジしようとする前にいったんお医者さんに相談しましょう!
また、丸亀製麺さんの天ぷら粉には卵を使用しています。160度以上の油で揚げる天かすといえど、卵に強いアレルギーがある方は摂取を控えたほうが安心です。
今回のように知らなかったことで我が子を危険にさらしてしまったことに猛反省しました。私の経験を多くの方に広めて、同じ経験をする方が減ってほしいと強く願っております。
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