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「ネット販売、はじめる前にしておくべきこと」 (1)どのサイトにしましょうか?

noteで一筆箋を販売スタートして1週間が経ちました。
この1週間は、本当に嬉しいことの連続で。

と同時に、買ってくださった方々に一筆箋を確実に届けて、嬉しく思っていただけるようにしなくては、という思いもぎゅっと感じた日々になりました。

この1週間で初めて感じるようになったことなどもたくさんあります。それよりも前、STORESで売ることを決めてから売るまでのこの1か月くらいで初めて感じたり考えるようになったりすることも、たくさんありました。

私は、STORESというネットストアがつくれるサービスを使って、ストア「日傘」という名前のお店をつくり、そこで一筆箋を販売しているのですが、ネットでモノを売ろうとすると、なんとなくイメージしていたものの10倍くらい、やらなければならないことがありました。びっくりー。
まあ、先にそんなの考えてから動き出せよ、とも思うのですが、もうなんとかなったからヨシです。

そんなこんなもあり、今後ネット販売を考えている方の参考になればと思い、そんなあれこれを書いてみようと思います。

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■どこで売るのか問題

一筆箋がほしくてつくった、というのは、これまでのnoteでお話してきました。

一筆箋、私がほしくてつくったのですが、もしかしたらほしいと思ってくれる人もいるかもしれないし、それならちょっと売ってみよう、と、最初から販売していく方向で製作に入りました。

どこで売るんだろう、と考えたとき、「雑貨屋さんなどでの委託販売」と「ネット販売」あたりなのかな、と思い、まずはこの2ルートを調べることにしました。

雑貨屋さんなどに委託して販売していただくときの手数料的なものがどのくらいなのか、ご存知ですか?

私はまったく想像もつかず、なんとなく「10%くらいかな」と予想。何の根拠もない数字ですけれど。

ネットで調べると、文房具はどうやら30%くらいの手数料をお支払いするのが一般的だとのことでした。かなりの衝撃。
一筆箋の500円という金額のなかには、印刷やイラスト代などの必要経費も含まれているわけで、さらにそれ以外に委託販売の手数料として30%、つまり150円がかかってしまうわけですから。儲けようフフフ…という気持ちではなく、普通に売ってみたいなと思っただけですが、とはいえ少しは利益もないと、次に続かせられません(第2弾に続けたい!)

30%という数字は、販売店さんの方から考えれば、妥当な数字だとも思います。私がお店をやっていたら、やっぱりそのくらいほしいな、と。ですが、500円のうちの150円は、今の私の一筆箋製作を巡る状況と考え合わせると、正直、大きくて、ちょっとひとまず保留にすることにしました。


■ネット販売・・・どのサイトを利用する?

そこでネット販売で行こうと決めたのですが、完全文系な私には、既存のネット販売サイトを利用するのが、時間、資金、メンタル(ストレス)的に一番いいと判断しました。

次は、たくさんある販売サイトのうち、どれを使うのか問題です。

候補に挙がったのは、
・BASE
・Creema
・ミンネ
といったところ。

ちょうどBASEはコマーシャルを目にすることが多くて、ロゴとかかわいいし、サイトもなんか楽しそうだし…と、イメージ重視でBASEに傾いていたのですが、一筆箋(2種類)を売るという場合で比較してみたところ、BASEはほかの2つに比べて手数料が高くなってしまいました。残念!

残る2つのCreemaとミンネは、いずれも手数料10%。
ということで、Creemaでもミンネのどっちにしようかなーと思っていたころ、偶然STORESのことを知りました。

なんていうんだろう、一生懸命調べたり注力しているものがある時って、それに関する情報がいつもよりたくさん入ってきますよね。それは多分無意識下でもそのことに意識が向いていてるので(文章が矛盾するようですが)、いつもと同じ情報を見ても脳が丁寧に気づいてピックしてくれている、っていうだけなのかもしれないのですが、そんな感じで、ふとSTORESのことを知ったんです。

何気なく調べてみると、手数料は5%!
Creemaとミンネの半分じゃないですか!

瞬時に、「手数料が安くていい!」と色めき立ったものの、今度は「安すぎるけど、大丈夫なのか」という疑問がわいてきます。人間って不思議ですね。

そこで、STORESでお店を作ってネット販売しているサイトを巡りに巡って確認し、さらに、STORES本体を調べて、もう7年続いているサービスらしいからまあ大丈夫かもと思うことにして、ひとまずSTORESに登録してみることにしました。

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■登録はしたけれど・・・

STORESを検索したとき、Yahooの検索サイトに出てきた文言はこんな感じでした。

「むずかしい知識や技術は必要ありません。誰でもかんたんに、無料でネットショップをつくることができます。自分だけのネットショップ/オンラインストアで、今すぐ商品を販売しましょう。」

なんだろう、こういう文言を見たとき、私の脳は、「カンタンにできるよ」方向に流されて行ってしまいます。漢字の「簡単」ですらなく、カタカナの「カンタン」ニュアンスで。

今回も、「今すぐ商品を販売しましょう」あたりに自動的にフォーカスされ、「ああ、簡単に店ができてすぐに売れるんだな。嬉しいな。なんだかもうネットストアができたような気もする」と変換されてしまいました。
イメージで言うと、メルカリとかの感じ。メルカリは、登録したら、比較的簡単に販売できますよね。

でも、これがなかなかに、「今すぐ」に「販売」とはいかなかったんです、私の場合。

メルカリではないネット上のどこかでモノを売ろうとするときには、本当にたくさんのことを考えて決めてやってからじゃないとスタートできない、ということを、今回知りました。

何も考えずにSTORESに登録してから実際に商品を販売するまでには、やらねばならぬことが、思いのほかたくさんありました。

もしかしたら、STORESの取説的なものに書かれているのかもしれないのですが、取説的なものがあることもかなり経つまで気づかず(今も、どこにあるのかかなり探さないとわからない…)、すべて、これはこうしたほうがいいんじゃないか、と自力でやることになっちゃいました。

まあ、それでもとりあえずネット販売はできているので、やっぱりSTORESありがとう、っていう思いなのですが、まあ、こんなレベルで恐縮ですが、でも多分こんなレベルの方も世の中にはたくさんいて、そしてそのなかには「ネットで何か売ってみたいなあ」と思っている方々がいるかもしれないので、1か月前の私に伝えたいことを、これからお話していこうと思います。


続きは、こちら。



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