3月の最終週(日記)

3月28日(土)

東京は、外出自粛要請された週末の初日。この土日は雨もしくは雪(!)になるそうなので、家で過ごすのにもちょうどいい。

前日、放送されていた『魔女の宅急便』を食い入るように見ていたため、23時過ぎまで起きていた3歳児だが、今朝も元気。「びょうきがはやっているから、おそとにはでないんだよね」と、一応理解しているので、だいぶ気が楽だ。こんな時にはNetflixとAmazon Prime様様。トーマスなど大喜びで鑑賞。途中『パディントン2』をつけたところ、結構しっかり見ていた。

昼間だんだん気温が上がり、晴れてきて、桜も満開のようだし、外に出たくなるが、ぐっと我慢。多分今、こうした我慢が大事なんだと思う。


3月29日(日)

昨日、夕方からぐんぐん気温が下がっているのを感じていたが、今朝目を覚ますと、雪だった。雪の可能性を指摘していた天気予報に「いやいや、それはないですよ」と思っていたが、本当に、雪。しかも結構降っている。2週間前の土曜日も、昼過ぎから雪だった。今年は2度も3月の雪。槇原敬之の「3月のゆーきがふーる ぼくらのラスートシーンにー」(『3月の雪』)という歌を心の中で口ずさむ。

朝から、雪で灰色に沈む外と、オレンジ色の灯りをつけた室内との対比が心地いい1日。まさに、おこもり日和だ。昨日今日と、夫は家じゅうを掃除している。

今日もNetflix様とAmazonPrime様にお世話になりつつ、途中、3歳児とクッキーを作る。と言っても、材料を混ぜるのと生地に卵を塗るのをちょっと手伝ってもらっただけだが、それでも3歳児も楽しそうでなにより。

大変に美味しくでき、3歳児にかなり食い尽くされる。


3月30日(月)

そろそろ夫の会社もリモートワークになってくれるといいな、と結構強く思いながら見送り、子どもも保育園へ。

さて仕事をするか、と思った朝10時前、志村けん逝去を知る。そこからはなんだか気持ちがそわそわして、心ここにあらずの状態のまま今に至っている。一言で言うと、衝撃、だ。

1970年代生まれなので、志村けん世代ではあるが、「ドリフもひょうきん族も見ちゃいけない」っていう家庭に育ったため、一緒に育った感はない。それなのに、この衝撃。同年代の皆々さんの衝撃ははかり知れない。

私の衝撃がどこから来るのか考えてみると、多分、2つある。1つ目は、よく見てきた人(有名な芸能人)が亡くなったという衝撃。2つ目は、感染(発覚)から亡くなるまでのスピード。私の場合は、とくに後者が大きいのだと思う。新型コロナウィルスへの日本人の感じ方、位置づけが、これでひとつ変わったようにも思う。

いったいどうなるのかわからない日々。だけど、できることは徹底して行い、そのうえで、明るいものを見て感じていきたいと思う。3月30日、今はそう思っている。

3月31日(火)

くもり。年度最終日。朝から、マスキングテープとノートの写真を撮りなおす。昨夜、写真の撮り方本を久しぶりにパラパラしたところ、私は最近、明るさの調整をしていなかったことに気づき、それなら、ともう一度取り直す。いい感じだ。

ホログラムがきらきらと光るマスキングテープのきらきら具合とか、透け感を写真で見せるのが難しかったのだけど、ピーッとテープを伸ばした状態で撮ればいいんじゃないかと突然思いつく。撮ってみたら、こちらもいい感じだ。嬉しい。

お昼は、ほか弁を買ってきた。メンチカツと生姜焼き弁当500円。とてもリーズナブルだと思う。料理は好きだけど、自分の味付けに飽き飽きしているので、外のものが食べたいーーーのだけど、外食するのもどうだろうかという昨今なので、テイクアウトで。ああ、なんかめちゃくちゃ美味しくてドカーンとした味わいのものが食べたい。

美味しかったかと問われたら、普通、という感じだった。でも、いいの。こういうのが食べたかったの。

そして6歳の子たちは、保育園の最終日。引っ越し前のマンションが同じだった女の子が、今日卒園。ということで、お菓子や一筆箋などを渡す。3月の最終日は、なんとなく寂しい気持ちが積もる。


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