すごいぞダチョウ

みなさん、ダチョウの魅力について聞いたことはありますか？意外に思われるかもしれませんが、ダチョウはただの大きな鳥ではありません。特にその目は、自然界の驚異の一つです。ダチョウの目は、直径が約5cmもあり、陸生生物の中で最大級。人間の目と比較すると、その大きさと輝きはまるで宝石のようです。

でも、なぜダチョウにはこんなに大きな目が必要なのでしょうか？答えは簡単、サバンナでの生存戦略です。飛べないダチョウにとって、遠くの敵を早期に発見できることは生き残りに直結しています。そのために、ダチョウは遠くまで見渡せるスーパー視力を持っているんですよ。なんと、マンションの13階から地上のアリを見つけられるほどで、10km先の物体も認識可能とか。

そして、ダチョウの目の凄さはその能力だけにあらず。視細胞の数が人間の7〜8倍もあり、ダチョウが見ている世界は私たち以上にカラフルであると言われています。視野角も広く、敵の接近を素早く察知できます。

ダチョウの目には「第3のまぶた」とも呼ばれる瞬膜があり、これが眼を砂やほこりから保護します。さらに長いまつ毛も、目を守る役割を果たしています。

このように、ダチョウの目はまさに自然の工夫が詰まった望遠鏡のよう。次に動物園やサファリパークでダチョウを見かけたら、そのキラキラ輝く大きな目をじっくりと観察してみてくださいね。