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心理学と心理哲学のちがい

心理学は、たとえば認知行動療法のように、自分の「至らない部分」を「科学」によって「矯正・調教」する学問です。

たとえば、なんでもネガティブに捉えてしまうという「至らなさ」を、科学的手法をもちいてポジティブに捉えることができるようにします。

厚紙の同じ位置を何度も折り曲げているうちに、すっと折り曲がるようになるのと同様、ネガティブな性格がやがて、どのような局面においてもポジティブになります。

しかし、科学の心理学によって矯正されない性格もあります。科学の心理学が効かない人もいます。

なぜかわかないけれど認知行動療法が効かない・・・・

心療内科のカウンセリングが効かない・・・・

キャリアコンサルタントの言うことと真逆のことをしてしまう・・・・

その「なぜ」を一緒に考え、答えを見出すことによって、科学の心理学が矯正できなかったものをどうにかするのが心理哲学です。

つまり心理哲学は矯正・調教ではありません。

一緒に「納得のいくまで」考えて、人生を「どうにかする」学問が心理哲学です。

学問と書きましたが、オンライン心理学スクールにお越しのみなさまには学問することを強制しませんので、ご安心ください。

学問的根拠にもとづいているとだけご認識ください。

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