ことわざって正解があるとかないとか、そんな世界で生きてない

2021年12月11日 20:59

情けは人の為ならず、巡り巡って己がため

ということわざがある。

人への情けはいつか自分に返ってくるから、誰にでも親切にしておこう、というような意味。

このことわざ、嫌いじゃない。

自分はよく失敗するから、いろんな人に助けてもらったり、許してもらってる。（胸を張っていうことではない）

助けてくれて、許してくれた人が困っていたら、今度は自分がなにか手伝えたらっておもえたりする。

このことわざのひとつの結末は身をもって理解することができる。

でもね、なかなかむずかしいって思うことがあって。
というのも、先週こんな記事を書きました。

カンタンにいうと、冷たい人には冷たくという話。

知らない店員に冷たくされて、落ち込むくらいなら、そんな人に気をつかう必要はないんじゃないかって思ったんです。

ただ、
そのときの店員さんは、もしかしたら何かつらいことがあって、落ち込んでいて、結果見知らぬ人間に冷たくなってしまったっていう可能性がある。

「情けは人の為ならず、巡り巡って己の為」
このことわざを当てはめてみると、

そんな人にも、ありがとうと伝えておきましょう、もしかしたらその人がいつか元気になったとき、助けてくれるかもしれないよ、と、そんなところなのかな。

何の疑いもなく、ダメージもなく、そうできるなら、きっとそうする方があたたかい世界。

ただ、自分がそれと同じくらい忘れないでいたいのは、
情けが人を巡るように、落胆やストレスも人を巡るよ、ということ。

気遣い、やさしさを放出して、今自分、落ち込んでる？なんてとき、その落胆をまた他人に伝染させちゃったり、するかもしれない。

自分のこころが何にストレスを感じて、何に救われるのか。
ざんねんながら自分にしかわかんない。いや、自分でもわかんないことがたくさん。

他人に言われる「人にやさしく」はどんなときの自分につかえるだろう？

だとか、考えらる自分であれたらなって。

今書いた全部のことだって、今の自分だから考えられること。

うん、
要は、
無理はよくない！のだ！

気遣いもやさしさも、用法用量の確認を。

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