虚しさが顔をだす夜のこと

先日、新曲が形になりました。
今までやってこなかったんですけど、はじめてわたしからテーマをだして作った曲。

だからどう、という話ではないのだけど、折角だからその話をできたらなと、今カタカタとキーボードを叩いています。
ゲーミングキーボードなので、めっちゃカタカタ鳴ります。この音が好きすぎて2万円弱出して買いました。よければお金の使い方、教えてください。

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2年ほど前から人に会うことが減って、ずいぶん一人で過ごす時間が増えた。
もしかしたらそういう人、わたし以外にも多いかもしれない。

幸い、その変化に対して直接こころに打撃をうけるような感覚はなくって、そんな時間をありがたく過ごす日々が多かった。


そんな中で気づいたことがあった。

「人と顔を合わせる」という行為に対して、
「自分を隠す」という感覚がつよい。

人とあまり会わなくなってから実感した。

人に会わないというだけで心地よさを感じる。

そんな日が多くなるにつれて幸福感が増していった。
誰かと会えないさみしさよりも圧倒的にその心地よさが勝った。

こんなにも引きこもり体質だったのか、とちょっと笑ってしまう。

そんな自分にも会いたい友達はいたりするけど、生きててくれて、会いたいねってお互いおもっているだけでよくって、それ以上を求めることはほとんどなかった。(語弊があったら嫌なのだけど)


他人から自分を隠すという行為に苦痛を覚えない人もいるだろうし、他人を前にして自分をさらけ出せる人もきっといる。

ここまで話してなんだけれど、そういう、「自分を隠さず生きる人」へのあこがれがあったりする。程度がある、グラデーションのある話だけれど。

そんなあこがれに到底及ばない自分は、他人に触れない心地よさの中で過ごし続けてた。

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そんな日を重ねていたら、こころの片隅に溜まってた虚しさがチラチラと顔をだす、重い夜がふえてきて。

ほんと自分はチグハグだなってかなしくなった。

自分の知らない世界が気になって。
知らない、ということが怖くなって。

それでもその心地よさから抜けられない自分がいて。
どうしたらいいかわからなくて。
どうしようもなくって。


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そんな夜に書き留めてたメモが今回の新しい曲になりました。

最後に、
歌詞を載せておきます。
この詞はわたしが書いたものではなくメンバーが形にしてくれたもの。

いま書いたようなことや、そうでないことも含めたくさん話を聞いてもらって、言葉を選んで組んでもらいました。


とっても大切な歌になりそうな予感がしています。


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タイトル未定 / AOI MOMENT

誰にも言えないの
誰にも見られたくないの
1人で楽しむの
お気に入りだけのこの部屋で
「ここが私の世界だ」

いつかここを出られずに
ひとり消えてしまっても
それでもいいじゃないか
本当の私はここにいる
大事なものもここにある
それでいいのさ
君は何て言うかな

誰にも言えないの
誰にも見られたくないの
1人で楽しむには、少しだけ広いこの部屋で
「ここが私の世界だ」

いつかここを出られずに
ひとり消えてしまったら
君はどうするのかな?
泣いてくれるかな?寂しがってくれるかな?
覚えていてくれるかな?
忘れてしまうかな?

いつかここを出られずに
ひとり消えてしまったら
わたしはどうしようかな
本当のわたしはどこにいる
大事なものはどこにある
ひとりつぶやく
「ここが私の世界だ」

いつかここを出られずに
ひとり消えてしまっても
それでもいいじゃないか
本当の私はここにいる
大事なものもここにある
それでいいのさ
君はなんて言うかな

誰にも言えないの
誰にも見られたくないの
1人で楽しむの
お気に入りだけのこの部屋で
「ここは私の世界だ」


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