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世界大学ランキング

今日は大学ランキングの話をしたいと思います。
先日、Times Higher Education (THE)世界大学ランキングが発表になりました。
これは、世界中の大学約1500校を総合的に評価付け、ランキングしたものです。評価指標は、13項目。世界大学ランキングはいくつかありますが、THEはメジャーなランキングの1つです。

指標は学生対教員の割合や、論文数など、多岐にわたっています。

1位から200位までの大学は名前が公表されます。(200位以降は、どの辺りにつけているかという目安のみ)
大学にとって、大学ランキングは自分の大学のスコアそのものだけでなく、世界的な競争力を示すものですので非常に重要視しています。では今年の最新のトップ10を見てみましょう。

1. University of Oxford
2. California Institute of Technology
2. Harvard University
4. Stanford University
5. University of Cambridge
5. Massachusetts Institute of Technology
7. Princeton University
8. University of California, Berkley
9. Yale University
10. The University of Chicago

やはり、アメリカとイギリスの有名大学が並んでいますね。オックスフォード大学はここ数年連続1位を維持しています。

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(2017年10月にオックスフォード大学でセミナーをやりました。写真は職員用の食堂。ここで世界最先端の研究について日々やり取りがなされています)

オーストラリアの大学と。大学で、200位にランクインしているのは以下の通りです。

1. University of Melbourne
2. Australian National University
3. The University of Queensland
4. Monash University
5. University of Sydney
6. UNSW Sydney
7. University of Adelaide
8. The University of Western Australia
9. University of Technology Sydney
10. University of Canberra

私が勤める大学は、世界ランキング170位、オーストラリアでは10位につけました。

日本の大学で、200位以内にランクインしているのは、東京大学(35位)と、京都大学(61位)のみです。東北大学が201-250位のレンジにつけています。

また、各大学がサスティナビリティゴール、いわゆるSDGsにどれだけ貢献しているかを項目ごとにランキングした指標もあります。

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これにおいては当大学は'Reducing Inequalities'のゴールにおいて世界第1位を獲得しました。

私は数年前に当時の副学長と、学内のタスクフォースでデータ分析などに取り組み、アドボケートしていましたのでこれはとても嬉しい結果でした。

さらに、創立してから50年以内の大学をYoung Universitiesと言って、それらもランク付けしています。当大学はこちらは世界第16位につけています。

こうしたランキングには。もちろん是非がありますが、やはり可視化できる指標で各大学を比べられる事は、学生にとっては良いことだと思います。特に最近の学生は大学の教育や研究の質だけでなく社会的な指標のほうを重視する傾向にあります。ランキングを1つの参考として上手に使って、自分に合った大学を選ぶことが重要だと思います。

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