私がNetflixにハマった理由 vol.10〜これからのSpotify
Spotifyの創業物語「The Playlist」を見た感想です。
今や音楽配信、さらにPodcastの配信プラットホームとして有名なSpotify。
WALKMAN、iTunesさらに今ではYoutubeが競合にある中、どうやって派遣をとってきたのでしょうか。
問題は、音楽をデジタルで無料配信すること
レコード会社はじめ、著作権との対立は否めませんでした。
やはり当時もそうで、音楽は無料で配信するものではない、とする意見が大多数であった。なので、CEOのDaniel Ekが営業をしてもことごとく断られました。
Spotify創業期、同時期にPirate Bayが多数訴訟を起こしていました。
この訴訟により、段々とレコード会社側もデジタルで配信すること(ストリーミングサービス)へ寛容になっていきます。
無料にこだわっていた理由
Spotifyの大きな魅力である、無料で使える点。
CEOのDaniel Ekが、既存の音楽産業に対してとても不満を持っていた様子が描かれています。
まだSpotifyのサービスが無名であったとき、とある大学の学生たちを待ち伏せして、試しに使ってほしいとお願いをしていました。
それくらい、若い世代の音楽に触れる機会と、既存の音楽産業のあり方にギャップを感じていたDaniel Ekであることが分かる。
こうしたユーザーテストや、地道な説得・営業活動により、だんだん社員として加わるメンバーが増えてきた。音楽産業からも、ビジネスで提携してくれるようになりました。
しかし、当時未だに音楽の著作権・配信権を課金せずに無料で配信することに反対する声は根強かった。
そこで、とある社員から提案されたアイディアがPlaylistの有料化でした。
有料のPlaylistのという提案
弁護士だった女性が、祖母の形見であるネックレスが壊れてしまったことによりアイディアが生まれたという。
既存のネックレスはダサいデザインばかりで、お金を払う気にならない、という女性弁護士の不満からアイディアが生まれた。という演出。
ただ、今までの音楽配信サービスというのは、既存のアルバムの著作権を払ったうえで配信していた。MTVやiTunesなどがドラマに出てきていたが、まさに必要であれば、これらのサービスは課金システムを導入していました。
自分でカスタマイズできるPlaylistを売りにし、音楽ではなくIT技術の方に課金をしてもらう、という方針転換を行ったのです。
ほか、各エピソードごとに
・エンジニアからの視点
・共同創業者からの視点
のエピソードも公開されています。
音楽クリエイター/アーティストとの対立
ここで、私が気になったのは、エピソード6で焦点が当てられていた歌手・アーティストの話。
ライブハウスやバーで歌を歌いながらその報酬をもらうものの生活の足しにならないほどの額です。
彼女はある時、
実はSpotifyのCEO、Daniel Ekの高校の同級生。Youtubeライブ(?)を通じて、
と告発。
もちろん、彼女のファンやSpotify利用ユーザーの共感を呼び、Webメディアに取り上げられたり、抗議活動をも起こしています。
このアーティストが実在したわけではなさそうですが、無名のアーティストの声を代弁している演出しているように思えます。
その声に、Daniel Ekがどう対応したのかはぜひ作品を見てみてください。
これからのSpotify
私は、Anchorのツールを通じて、podcast「日常を旅するラジオ」を配信しています。
GAFA(正確にはGoogleとApple)と立ち向かっていってほしい、という意味で興味深い企業だと思っています。
2019年2月、SpotifyはPodcastアプリ「Anchor」を買収しました。
その発表の中で、
と話しています。
2022年10月での発表時点で、Audio Networkとあることから、
おそらく、音声でつながることをテーマに、コミュニティを増殖させていくことを意図している、と私には思えました。
今後のSpotifyの動きから目が話せません。
そして、Anchorから先日動画も投稿できるようになった、と発表がありました。
こちらもDaniel EkがSpotifyについて発表している動画です。このドラマを見てから見ると、理解が深まります。
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