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「投稿」を押す前に考えてほしいこと

こんにちは。

相葉ちゃんが出演されていることがきっかけで知った「和田家の男たち」というドラマ。このドラマを機に、私は「世の中に伝える」意義を考えるようになりました。


「和田家の男たち」あらすじ

祖父・父・息子の3世代でメディアに勤める和田家ですが、新聞・テレビ・ネットメディアと媒体は異なります。

けれど、3人の中でも日々生活しながら、世の中を「伝える」ことに対して「大事なこと」を見つけていくストーリー(だと私は感じています)。特に息子である主人公・和田優(相葉さん)は、パンデミックをきっかけに仕事を失い、大学時代の後輩が編集長として携わっているウェブメディアで働くことになったのです。

*****これ以降、ネタバレを含みますのでまだ見ていない方は閉じていただくことをおすすめします******


筆者の私が「伝える」ことを考えさせられたきっかけ※ネタバレ含む

和田優は、前回11/19の放送回で、ウェブメディア業界大手企業の編集長からヘッドハンティングされ、今までいた大学の後輩のウェブメディア(バズトピ)を退社します。しかもその編集長、優にものすごく期待しているという言葉をたくさんかけます。

ある日、優は自身が書いた記事が「バズっている」ことを知ります。しかしその内容は、優自身が提出した内容とは全く違うタイトルで公開されていました。そして賛否両論をうむような内容でした。
編集権限は編集長にしかないため、優は編集長に訂正を求めます。しかし編集長は「バズっているからいいじゃん」という返事しかしません。

それと同時に、編集長の働きかけでテレビのプロデューサーから生出演のオファーがあり、生出演することになった優。しかし優は生出演中にバズった記事が頭から離れず、テレビでコメントを求められた際に放送内容に不謹慎な発言をしてしまいます。あろうことか、「バズった」記事とテレビ出演の炎上で大バッシング。プロデューサーにすぐに帰るよう促され、散々な結果となってしまいました。

結局、優はその会社を辞めることになりましたが、この経緯を知っていたバズトピの編集長は、優にもう1度帰ってくるように伝えます。優は快諾し、再びバズトピで働くこととなりました。

私はこのストーリーを見て、感じることが2つありました。

・「バズる」ことの意味
・大学の後輩は優の意志を知っての2度目の採用を決めたのでは

このストーリーで「バズる」ことに対する解釈が、大手のメディアの編集長と優で異なっていたことが描かれています。編集長は、PV数を稼げればそれでいいと考える人でした。一方優は、PV数を稼げなくても、伝えたいことを伝えるのを大切にする人です。

バズトピの編集長は、今までの話で明確に言ってはいないですが、完璧な才能があるとは言えないものの優が「伝える」ことに対して数字だけではない「思い」を大事にしていることを、すでに知っていると思います。それを、放送回を重ねるごとに編集部の周りの人たちが分かっていくし、優の性格も知っていくように感じられます。

言い方を変えれば、優は人柄でバズトピに受け入れられ、仕事を再びもらえたとも言えます。


SNSでの「口コミ」が詐欺まがいになることも

ちょうど、徳力さんが「ステマ」についてnoteに書かれていて。

消費者庁がとある企業に対し、Instagramの投稿がステマにあたるとして初の措置命令を出しました。これを受けて、SNSで特定の商品やサービスに対して賛成の意を評するような投稿は「ステマ」になる可能性があるのか?という問題が出てきています。

私たちはこの問題に対して真剣に考える必要があります。

最も怖いのは、徳力さんのnoteでも書かれているように「知らないで投稿してしまった」ということ。
特に有名人はもちろん、インフルエンサーの方々もご自身の持つ影響力がどれくらいあるのかを考えて投稿することが求められます。


「バズる」ことよりも、考えることがある

記事がバズることにより、確かに多くの仕事をもらえるかもしれません。
そしてこの世の中、気軽に発信できますし、「人の噂も75日」というようにいつか忘れ去られるかもしれません。

しかし、その記事を投稿することによって、失うものはありませんか?誰かを傷つけていませんか?

社会人として数年たち、新人のころよりも責任ある立場に置かれるようになった私は、改めて「伝える」ことを考え直す時間を設けるよう心がけています。そして新たなメディアで発信する機会を頂いたので、そこで試行錯誤しながら、考えていきたいという思いです。


12/8(水)はLINEさんとnoteさんが校閲の話をされるそうです

誤解を防ぐためにも、どう文章を修正していくのか方法を知り、安心して創作していきたいですね。

ちなみに、過去放送ではありますが、著作権についても見直しておきましょう。

noteさんのほうで、ガイドライン公開されています。深津さんのご意見に賛成です。


読んで下さった皆様の背中を押せるようなコンテンツを発信し続けます。ありがとうございます。