IPビジネスの可能性を考える〜日本のコンテンツ産業を世界へ!
こんにちは。渋谷TSUTAYAが、今までの書店の役割からガラリと変化しIPコンテンツに集中した空間に生まれ変わるとのリリースがありました。2024年4月下旬からすでにOPENしています。
そこで気になったのが、ここでキーワードとなるIPという単語です。
IPとは
具体例として思いつきやすいのは、日本のアニメや漫画です。特に昨今はSNSの普及もあり日本やアニメが海外でも受け入れられています。これらのコンテンツの権利を守るためにもIPの重要性が提唱されています。
そしてIPに関連して、冒頭にご紹介したようなTSUYATAなどエンタメ分野と親和性の高い業界にとっては、とても相性の良いテーマとなります。
あまり肌感覚として理解がしにくい方もいらっしゃるかもしれませんが、漫画やアニメだけでなくWeb3領域においてIPと絡ませた事業に進出する企業もあります。その例が、面白法人カヤックを有する面白法人グループです。
IPビジネスが日本にとって追い風であるが…
日本のアニメや漫画が世界で注目されている今、日本国内ではなく海外にどう輸出していくかをこの業界では課題の1つとして掲げています。経済産業省が公開している、PwCコンサルティングによる調査結果の資料を踏まえると、
海外展開における企業視点での課題
1. 非英語圏におけるローカライズ対応
例えば、中国においては発信できるコンテンツに限りがあります。一方Netflixでは多くの国のユーザーが利用できリーチできる機会になるものの、英語はもちろん、東南アジア言語での展開も視野に入れる必要があります。
2. 現地ファン・ユーザーに向けたダイレクトなプロモーション
3. 有力な現地パートナー企業とのマッチング
1.にも関連しますが有力な現地パートナー企業とのコラボも視野に入れていく必要があります。さらに日本国内で認知を獲得していくことが簡単なことではないように、各国の有力パートナーのサポートを得て認知度を高めていく必要があるわけです…。
海外展開へのヒントを韓国のコンテンツ産業から学ぶ
K-POPを皮切りに、Netflixで韓国ドラマも世界から注目されているようです。過去、Business Insiderの記事でアジア担当の代表の方がインタビューされていました。
この方は、いきなり世界進出を目指すのではなく、まずはローカルで受け入れられるコンテンツであることを提唱されています。韓国ドラマも、世界進出できたとしても韓国国内で受け入れられなければ意味がない、と。
さらに、韓国だけではなく日本でもこれは当てはまると思います。日本のアニメや漫画は元々日本国民から受け入れられていたからこそ、海外でも話題になりファンが増えていきました。
そして、2024年のCochellaに出演が叶ったNumber_iも日本のファンから受け入れられていたからこそ、現地の関係者にも提案ができ、出演が叶ったわけで…。
IPビジネスに関して、まだまだ私は勉強中ですが非常に魅力的であるとともに、海外進出を目的にしないことが大事であることを学びました。