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私の夏日記

7月中旬

あっセミが鳴いた!

朝起きてすぐリビングのカーテンをあけ窓を開ける。

セミの第一声が聞こえた。

ちなみにこの辺はクマゼミ、アブラゼミが鳴く。

ついこの間鳴き出したばかり。

かと思えばどこもかしこもセミの合唱がひろがる。

窓を開ければテレビの声が聞こえないほどの大合唱だ。

そしてジージーやジリジリジリーとした鳴き声は暑さを倍増させていった。

いよいよ夏が始まる。

青空に浮かぶ真っ白な雲
手を伸ばすと届くんじゃないかなって
思うくらい低い位置に浮かんでる
雲をながめる。


7月後半

無事子どもたちの終業式も終わりいよいよ夏休み。

夏休み最初の土曜日は、毎年小学校のグラウンドでひらかれる学校やPTA、ボランティアなどが主催する夏祭りがある。

バザーやスーパーボールすくい、景品が当たるくじ、体験遊び、氷に浸かったジュースや食べ物屋さんなどなど。

コロナで3年も中止になり去年、短縮する形で開催された。

夕方4時から6時までになり焼きそばやカレーなどの食べ物の提供もなくなってしまった。

それでも子どもたちは、今年も夏祭りを楽しみにしていた。

息子も誰々と誰々とお祭り回るんだって楽しみにしていた。

それなのに今年は『熱中症アラート』が発令で中止になってしまった。

お便りにも熱中症アラートが発令の場合は中止と書いてはいたけど大丈夫でしょと思っていた。

雨でもなくコロナでもなく新たな問題。
熱中症アラートだった。

息子の残念な顔を見るとお天気なだけに残念だった。でも実際、熱中症で運ばれたというニュースは連日のように目にしていた。

こればっかりは仕方ないのだ。

実際この日を境に猛暑日が続きほぼ毎日熱中症アラートが発令していた。

年々と暑さが異常になっていて暑さには強い私でもこの暑さは異常だと感じる。

こんな感じの幕開けになった子どもたちの夏休み。
と同時に始まったわたしの熱い暑い夏

ビールやチューハイの夏のパッケージが好き🎆


7月後半の平日

朝、学校で自由学習教室がある息子を送り出す。

「何で行かなあかんねんっ!!」

「毎日行くのオレだけやしっ!!」

「だるいっ!!めんどいっ!!」

この自由学習教室は、自由参加だ。

参加するかしないかを事前に学校に提出している。

平日の午前中1時間。5日間。
夏休みの宿題をしてもいいし自分で勉強したい事をしてもいい自由学習教室。

1日だけ自由学習教室とプールがある。

夏休みの自由学習教室だけは毎年強制的に行かせているので文句も受け止める覚悟だ。

にしてもまーしつこいしうるさい。

息子を見ていると高学年になればなるほど
ダルい、めんどいと思う事が増えているように思う。

私はダルい、めんどいと思う事をやり終えたあとにはプラスになる事が少しでもあると思っている。

だから息子よ、5日間だ。耐えてくれ。

頑張った暁には、クーラーガンガンにきかせた
部屋と冷たいポカリを用意して待ってるよ。


7月後半

娘の三者懇談会へ娘と自転車で学校へ向かう。

いつも必死になってペダルをこいでも娘に追いつかない私。

娘は1度も振り返る事もなく颯爽と自転車をこいでいく。

私「ちょっと!別に先々行くんはいいけどちょっとくらい振り向いてよ!」

娘「ママ遅いねん」

私「この自転車ひとこぎが全然進まんからしょうがないやん」

私「1回も振り向かんとそんな先々行ってたら友だちなくすでっ!!」

娘「ママの時だけやん」

これが娘と自転車で移動する時にほぼ毎回してる会話。

だから今回は自転車を交換して乗ることにした。

乗り心地めっちゃいいやん〜と上機嫌に乗っていたのも最初だけ。

上からは太陽に下からはアスファルトに照らされてすでに暑さはピークで汗だく。

しかもめっちゃ頑張ってこいでるのにビックリするくらい娘は遠くにいる。

娘が少しは私を気にしてチラチラこっちを笑いながら見ている。

信号でやっと追いついた私に

「自転車関係ないやん、ママが遅いだけやん」と

言われながらなんとか学校に到着。

無事に三者懇談も終わった。

この夏1番食べてる卵かけご飯
醤油と卵だけでめちゃくちゃ美味しい
暑さで食欲がない時でも食べれる美味しさ


8月前半

学校から配られたウォータースライダーのある大きなプールの招待券。

息子たちが行きたいというならば1時間かかる場所にあってもバス乗り場から遠い場所にあっても
行ってあげたい。

予定を合わせて息子と友達とママ友とバスに乗って行ってきた。

もうちびっ子ではない息子たちに私たちがピッタリ見張っているのもお互いしんどい。

私たちはテントからちょこちょこ子どもたちを探し、お喋りをし、呼ばないと休憩に来ない子どもたちを呼びに行き水分をとらせる。

また、お喋りをしスライダーばかりしている息子たちを遠目で確かめながらお喋りの続きをする。

約5時間。私たちはちょこちょこ立ち歩いてはいたけどほぼサウナみたいなテントの中でずっと喋っていた。

いつか、あの時よくあんな暑い中でずっと喋ってたなって私たちも思い出す時があるだろう。

子どもたちも友だちとプールで遊んでおにぎり食べてスライダーしてかき氷食べていい思いでできたよね。

帰りのバスが1時間に1本しかなくてこれに乗り遅れると1時間何もないとこで待つ事になる。

予定時刻に出たはずなのに気づけば
あと5分しかないっ!走るでーっ!!と皆んなで全力疾走した。

これもいい思いで。

プールに向かう途中の空
空はキレイだけど実際は灼熱の暑さ


8月前半

今年も父の田舎。島根県に2泊3日で息子と2人で遊びに行った。

今年は台風の影響もあってお天気には恵まれなかったけどおじいちゃん、おばあちゃんのお墓参りができて良かった。

旦那さんは仕事。娘は予定ありでお留守番。

今回はどこにも行かず田舎のゆっくりとした時間の流れにまかせてお昼寝したり雨上がりにお散歩したりした。

稲刈りまであと少し
あーミンミンゼミじゃなかった
田舎はミンミンゼミがよく鳴いている
庭のムクゲの花が咲いていた
草と同じ色
突然現れた大きなバッタ
ショウリョウバッタかな??
近くには廃校になった跡地がある
滑り台がぽつんとすみっこに
秋になると栗がこの辺りいっぱい落ちてた


どこを見渡しても自然の中におじいちゃんの家がある。

雨のあとはマイナスイオンがたっくさん降り注がられる。

気持ちよかった。

島根に行くと必ず買って帰るおみやげ。
山陰地方の銘菓『どじょうすくいまんじゅう』
父親が好きな島根県の地酒
『池月』


8月中旬

娘の誕生日

去年私は、大失態をおかしてしまった。

娘の誕生日をすっかり忘れていたのだ。

忘れていたというよりも誕生日が終わった気でいたのだ。

当日は、私も旦那さんも仕事で誕生日前に娘とプレゼントを買いに行ったり、じいじばあばや旦那さんの兄家族とお誕生日祝いも済ませていた。

だからなのか誕生日当日、いつも通りの朝を迎え
仕事に向かい帰ってきてからもいつも通りに過ごしていた。

夜お風呂から上がって髪の毛を乾かしていると

娘「なあ、今日私の誕生日やでっ!!」としびれをきらした様子の娘。

私「あっえっえっ!?もう今日!?えーっ!
ごめん!!完全に忘れてたっ!!
2、3日前カレンダー見てあともう少しで〇〇の誕生日やなって思ってたのに〜お祝いもしたしプレゼントも買ったから終わった気でおったんやわ〜」

娘「絶対ママ忘れてるわ〜って思っててんけどなんか自分から言うのもなって思って。」

娘「だけど髪の毛乾かしたらママもうねるやん!!だから言ってん!!」

その横で息子は、私が仕事行ってる間におめでとう〜って言ったと誇らしげに私に言ってきた。

まーそんなこんなで今年は当日、娘が起きてきた瞬間おめでとうと言い、息子や旦那さんの前でも今日は〇〇の誕生日やから!とやたらとおめでとうの安売りをしたのだった。

夜ご飯は娘の好きなタコライスにしコンビニでロールケーキを買いコーラで乾杯した。

タイマーで写した家族写真は、やっぱり旦那さんも娘も息子もいい笑顔だった。

後日ばあばじいじたちともお祝いするんだけどね。
やっぱり当日におめでとうって言ってもらいたいよね。


8月中旬

娘に花火大会に浴衣を着て行きたいと言われる。

私が仕事休みなら着せてあげれるよと言ったものの最後に着せたのは6年生。

浴衣サイズいけんのかな。

大人用の浴衣を私が着せてあげれるのか。

浴衣は有名通販サイトで購入し

YouTubeで浴衣の着せ方を見て練習をした。

1番難しいりぼん帯は、すでに出来上がっている物を購入しておいて良かった。

なんとかできそうだ。

花火の当日。

YouTubeを見て実際練習したように着付けていく。

ヘアメイクは、自分ですると言ってめちゃくちゃ可愛く仕上げていた。

玄関で見送った娘の後ろ姿は感慨深いものがあった。

いただいた葡萄
皮をきれいに剥がさないと食べない子どもたち
なんて日だ
田舎からの帰り道の道の駅で美味しい梨を買った
コーヒーのフィルターをきらしたまま
ペーパーフィルターで代用
仕事から帰ってきたタイミングの夕日

長いなーって思ってた子どもたちの夏休みも残りわずかとなった。

毎日暑くて暑くて、水分とりや〜塩分チャージ舐めや〜が口癖のようになった。

まだまだ残暑がきびしいけど少しずつ日が短くなってきてる。

息子は朝早くから友だちと歩きに行くと言い8月に入ってから予定がある日以外は早起きして行っている。

最後まで残っていた読者感想文もでけへんでけへんと言いながらも頑張って書き終えた。

娘は高校生を謳歌している。楽しそうだ。
どんどん大人になっていくようで少しさみしさも感じる。

息子には息子の。娘には娘の夏の思い出ができた。

私は私の夏の思い出が。

もうすぐ夏も終わりだな。











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