【出雲駅伝2022】チームに一番貢献したのは誰?出場校別振り返り【箱根駅伝2023注目選手も】
2022年の出雲駅伝は駒澤大学が9年ぶり4度目の優勝となりました。
出雲駅伝から2か月が経過し、2023年箱根駅伝まであと少しとなりました。箱根駅伝出場校の今年度の成績や注目選手を知りたい方も多いと思います。
そこで本記事では、今年の出雲駅伝の上位5チーム(駒澤、國學院、中央、青山学院、順天堂)を中心にして出場校別に振り返っていきます。「誰が一番チームに貢献したのか」について評価指標を用いて解説します。
さらにその振り返りをもとに各大学の箱根駅伝2023注目選手についても触れていきます。
2023年の箱根駅伝を楽しく応援するため、順位予想や区間予想のためにぜひ参考にしてください。
本記事は、ひと目でわかる箱根駅伝が製作しています。駅伝の結果を様々な角度から見える化してきた経験から、ひと目でわかるようデータを見える化して解説を行っています。ぜひフォローや拡散いただけますと嬉しいです。
2022年出雲駅伝 結果 振り返り
最初に、出雲駅伝のレース展開を簡単に振り返ります。
レース展開まとめ
駒澤 3区からは30秒~1分の差で首位キープ
國學院 中西が流れを作った
中央 1区の貯金があったからこそ高順位をキープできた
次にひと目でわかる箱根駅伝オリジナルの3つの指標ランキングです。
評価指標についてはこちらの記事で解説しています。併せてご覧ください。
Height score(高さ値)ランキングTOP20
Slope score(傾斜値)ランキングTOP10
Area score(面積値)ランキングTOP10
3指標ランキングまとめ
MVP(Height scoreトップ)は駒澤6区鈴木芽吹選手、Slope scoreは國學院4区中西選手、Area scoreは駒澤6区鈴木芽吹選手がトップ
ランキングに駒澤の選手が多い 優勝がうなずける
上位に食い込むには3区の出来が重要
それでは、これから出場校別に2022年の出雲駅伝を振り返ります。
優勝 駒澤 3区から独走態勢で首位キープ
9年ぶり4度目の優勝を果たした駒澤大。全員が区間賞か区間2位と、全員が素晴らしい走りをしました。出場した6人のうち4人が高さ値でTOP10入りとなりました。短距離区間の2区で傾斜値6位となった佐藤選手と、長距離区間の3区で高さ値、面積値でともに6位となった田澤選手、前半の2人の活躍が優勝を呼び込みました。チームへの貢献度が一番高かったのは、高さ値全体トップで出雲駅伝MVPと算出された鈴木芽吹選手。アンカーとして優勝を決定づける走りを見せてくれました。
箱根駅伝2023 注目選手
箱根駅伝2023の注目選手は、高さ値と面積値でトップの2冠を達成した鈴木芽吹選手です。箱根駅伝は走行距離が約20キロとなりますが、出雲駅伝の長距離区間で結果を出しているので箱根駅伝でどんな走りを見せてくれるのか楽しみです。箱根駅伝のMVP候補の一人だと思います。
2位 國學院 4区中西と6区伊地知のインパクト
國學院大は、中西選手と伊地知選手が圧巻の走りで2位を掴み取りました。チームへの貢献度が一番高かった(学内の高さ値トップ)のは伊地知選手。長距離区間で区間2位、高さ値・面積値で全体2位とMVPの駒澤鈴木選手に匹敵する走りでした。4区の中西選手は、傾斜値でダントツのトップ。中距離区間にも関わらず高さ値で4位に入ったのは衝撃的です。伊地知選手と中西選手の貢献度が非常に高く、序盤から流れを作り切れない状況を2選手が吹き飛ばしてくれました。
箱根駅伝2023 注目選手
箱根駅伝2023の注目選手は、中西選手です。出雲駅伝では中距離区間の4区を走り、傾斜値がダントツのトップと最高の走りを見せました。箱根駅伝でもチームに大きく貢献して、高さ値TOP10に食い込んでほしいです。また、箱根駅伝は1区間約20キロなので、長距離の区間でどんな走りを見せてくれるのか楽しみです。
3位 中央 1区の貯金と4区5区6区の繋ぎ
中央大学は1区吉居大和選手が区間賞で作った流れを、区間2位or3位と良い形で繋ぎ3位を勝ち取りました。吉井大和選手は、他区間より差のつきにくい1区で、3指標すべてでTOP20入りする快走で、上位争いの流れを作りました。チームへの貢献度が一番高かった(学内の高さ値トップ)のは6区を走った吉居駿恭選手。高さ値TOP10入りの素晴らしい走りでアンカーを務めきりました。中距離区間の4区と5区で阿部選手と溜池選手が傾斜値TOP10に入ったのも大きな要因となりました。
箱根駅伝2023 注目選手
箱根駅伝2023の注目選手は、吉井大和選手です。先述のとおり、1区は差のつきにくい区間でスコアを伸ばすのは難しいのですが、2022年の箱根駅伝も今回の出雲駅伝も1区でTOP20入りしています。箱根駅伝では1区を走るのか、そしてどんな走りを見せるのか、注目したいと思います。
4位 青山学院 3区近藤奮闘
4位となった青学は、1区と3区と6区の長距離区間をそれぞれ区間3位と良い形で繋ぎました。チームへの貢献度が一番高かった(学内の高さ値トップ)のは3区を走った近藤選手。全体でも7位に入る素晴らしい走りで前半から良い流れを作りました。アンカーを走った中村選手も高さ値全体TOP10入り、区間3位の快走でした。
箱根駅伝2023 注目選手
箱根駅伝2023の注目選手は、6区を走った中村選手です。出雲駅伝では、高さ値全体10位。箱根駅伝2022では、9区区間賞、高さ値全体1位でした。2023年の箱根駅伝のMVP候補の一人だと思うので、どんな走りを見せてくれるのか楽しみです。
5位 順天堂 ミスなく全員役割果たす
5位となった順天堂大。全員がミスなく良い形で次の区へタスキを繋いでいきました。チームへの貢献度が一番高かった(学内の高さ値トップ)のは2区を走った三浦選手でした。高さ値で全体21位、傾斜値で全体11位と短距離区間でしっかりと結果を残しました。6区を走った四釜選手は高さ値全体22位、面積値で10位と三浦選手に次ぐ活躍を見せました。
箱根駅伝2023 注目選手
箱根駅伝2023の注目選手は、6区を走った四釜選手です。長距離区間の6区で高さ値全体22位、面積値で10位と結果を残した四釜選手がどの区を走ることになるのか、どんな走りをするのか楽しみです。
6位~9位の概要
6位 創価大
7位 法政大
8位 東京国際大
9位 東洋大
2022年出雲駅伝振り返り まとめ
駒澤 優勝は“全員”がレベルの高い走りをしたから
國學院 中西選手と伊地知選手の貢献度が高い
中央 1区の貯金と4区5区6区の繋ぎ
青学 3区近藤選手奮闘
順天堂 全員がミスなく良い形で次の区へ繋ぐ
以上が本記事の内容になります。
引き続きnoteでは、ひと目でわかるようデータを見える化して駅伝の振り返りを行っていきます。
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本記事を読んでいただきありがとうございました。また次の記事でお会いしましょう。
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