山口敬之氏の立場で、BBの強姦致傷の場面を検証してみた（まとめ）

BlackBoxの問題点は、伊藤詩織氏を、性被害を訴える事のできない日本の女性の救世主に担ぎ上げようとした事だと、私は思っています。それでは、BlackBoxでの一番の問題点を指摘してみましょう。BlackBoxで、彼女は、刑事告訴していなかった強姦致傷の場面を再現しています。（ただこのBBの強姦致傷の場面の素案は、私の推測より遥かに早くできあがっていたようです。）しかも午前5時まで意識がなかったと主張しています。本当でしょうか？密室での出来事ですし、当事者しか当日どういう出来事が起こったかは？わからず、当事者以外は、推測するしかできません。ひとまず、しおりんが主張している、BlackBoxの「真実はここにあり」が真実だと仮定して、山口敬之氏の立場から、検証していきましょうか？彼は、「詩織様を泥酔させ、（海外では、私はドラッグを仕込まれたと主張しており、山口氏はドラッグを使用したレイプ犯と認識されているようです。）自分が宿泊しているホテルにお持ち帰りいたしました。」というのがしおりん側の主張です。意識的に泥酔させたのか？彼女が勝手に飲みすぎたのか？はここでは問いません。山口氏が彼女を宿泊しているホテルで介抱したというのは、事実としてあります。そこでBlackBoxで主張している、翌朝5時での強姦致傷について検証していきましょうか？（なぜか山口氏は、意識が戻りそうな時間まで彼女を強姦するのを我慢しています。これは、詩織さん側の都合で、性行為のあった時間を5時に設定せざるを得なかったからと言うのが私の推測ですが）彼女は、信頼している山口氏から姦淫されている事に気づき抵抗して、トイレに行きたいと主張することで、ひとまず被害から逃れる事ができました。（山口氏もマヌケに描かれていますよね。トイレに立てこもられるのは、絶対絶命のピンチになると思わなかったのか？）そこでトイレに立てこもった訳ですよね。あなた(この記事をよんでいるあなたです）が山口氏の立場だとします。（シェラトンには、前日から宿泊しているので、トイレにフロント直通の電話があるのは既知です。）どういう選択肢があるでしょう？
①トイレ（バスルーム）の中にはフロントに通じる電話があるので、ひとまず通報されるのを防ぐため、外からコインを使って鍵を開けて（ARK.co さんによると外から開けられるのではとの事）
①-1 もう一度襲う
①-2 訴えないように説得する
②トイレ（バスルーム）にはフロントに通報する電話があるが、彼女がそれには気づかない僥倖を期待し再びトイレから出てくるのを、裸のままで待つ③トイレ（バスルーム）の電話から強姦致傷を通報されるリスクが高いので、まず衣服を整え、ホテルの従業員が状況を確認しに来た場合単なる痴話喧嘩だと主張する準備を整える
④ここは、絶対絶命のピンチです。パンツとシャツと部屋着くらいは身につけて、トイレのドアをノックし出来心だった事を誠心誠意詫びて、しばらく部屋から退出するので、『フロントに連絡するのだけは中止してくれとお願いする』　さぁあなたの選択肢は、どれ？
（④を足しました、ARK.co さんの提案で①案修正しました。）
②案についても、➁-1 ➁-2 用意してもよいが、皆さんBlackBoxの真実？を知っているので、②案はそのまま・・・
絶対絶命に陥った山口氏は、どう対応したかの考察です。まさしく危機管理能力が問われています。バスルームからの電話で、通報される可能性が高いのですが、通報された場合、まさしく強姦致傷の犯罪を行った直後で証拠は、たっぷり残されているので、まずアウト。今迄苦労して、積み上げてきたキャリアは、一瞬にして瓦解。「TBSに、呼び出されて、今の地位が脅かされている」どころの騒ぎではありません。間違いなく懲戒解雇で、退職金もパーになるかもしれません。あなたならどう考えます。「性欲を制御できなかった為に何という事をしてしまったのだろう」と反省する余裕などありません。まずバスルームからの通報を未然に防いで、彼女が警察に訴えないように説得するという行動をとるのが、危機管理能力がある人間の取るべき行動です。そこから行くと②は、まず問題外で排除③通報させないとの行動が抜けているので、あまり良い判断とは言えない。残るは①か④、①-1は、問題外だろう、既に被害者の意識はしっかりしているので、これ以上罪を重ねてどうするんだ？①-2は、一見よさそうだが、外から開けられるとすると多分コインで回して、内のロックを解除するタイプだと思う。当然中にいる詩織さんに侵入されようとしていると気づかれるので、大きな声をあげられる可能性が高い。そうなると④だろう、まず通報されるのを防ぎ、この件について詫びて、訴えないように説得するのが、この危機的状況でのベストの選択だと思う。（只、強姦致傷を示談でもみ消すとなると、合意を争う性行為どころの騒ぎではないので、山口氏程の社会的地位のある人間ならそれこそ、億の示談金を要求されるかも知れないが仕方がない。刑事訴追されて一切合切の物を失うよりまだ復活の道がある）そこで、BlackBoxでの山口氏の対応を見てみましょう。

「意を決してドアを開けると、すぐ前に山口氏、そのまま肩をつかまれ、ベッドに引きずり倒された」（BBからの引用）

思わず、私は、椅子から、転げ落ちそうになった。（ごめんなさい、小川榮太郎様の記事をぱくってます。）どうやら、毒を食らわば皿までと言う心境で、罪をさらに重ねようとしたようです。その当時の山口氏は、TBSのワシントン支局長です。当然危機管理能力にも優れているでしょう。そんな人物が、この時こんな間抜けな行動を取るなどと信じられますか？朝5時と言うと、このシェラトン都ホテルに宿泊するような年齢層なら結構な人が目覚めているでしょう。このホテルの防音設備は大したことがなかったようなので、暴れられて、その騒音をフロントに通報されるという事は露程も考えなかったのでしょうか？いやぁ世の中には、信じられない行動を取る人間がいるようです。山口氏は、しおりんが、バスルームの直通電話に気が付かないと言うリスクの高い賭けに勝利したようです。もう一つこの記述がフィクションである裏付けを言うと、裸なので、肩を掴んで相手を移動させるのは不可能だと思う。腕を掴まれ相手に抵抗せず移動すれば別だ。（それではその後の展開を、BBの内容からみていきましょう。

抵抗できないほどの強い力で体と頭をベッドに押さえつけられ、再び犯されそうになった。足を閉じ体をねじ曲げた時、山口氏の顔が近づきキスをされかけた。必死の抵抗で顔を背け、その為顔はベッドに押し付けられた。体と頭は押さえつけられ、覆い被さられていた状態だったため、息ができなくなり、窒息しそうになった私は、この瞬間、「殺される」と思った。裸のままこんな状態で発見されたら、親が悲しむ事だろう。混乱の中、一瞬、自分が朝のニュースで報道され、泣いている母の顔が浮かんだ。そんなのは、絶対嫌だった。必死に体を硬くし体を丸め、足を閉じて必死に抵抗し続けた。頭を押さえつけていた手が離れ、やっと呼吸ができた。「痛い。やめて下さい」山口氏は、「痛いの？」などと言いながら、無理やり膝をこじ開けようとした。膝の関節がひどく痛んだ。そのまま何分揉み合ったのだろう。体を硬くして精一杯抵抗し続けた。ようやく山口氏が動きを止めた。

この後、詩織さんは、息も絶え絶えに後ろ向きに横たわったまま、罵倒の言葉を探します。そして、とっさに英語で「What a fuck are you doing!」日本語に汚い罵り言葉は無いと、この場面で表現しているが、彼女は、電車で痴漢に会った時「この人痴漢です！変態くそじじい、ふざけんな」と叫んでいる。（BBの241ページ参照）

それでは、この後の山口氏の対応について検証していきましょう。よりによって、詩織さんが意識が戻りそうな朝方に、強姦致傷の犯罪を犯してしまった山口氏ですが、詩織さんが、ホテルのバスルームに逃げ込んだ後も、引き続き罪を重ねようとします。只、詩織さんの強い抵抗にあって、再度の強姦は、締めたようです。詩織さんに、この強姦致傷を刑事告訴されるとメチャクチャまずい状況に陥ります。そこで、山口氏は、どんな対応を取るべきでしょうか？あまり選択肢がないので2択です。
①先程の行為は、詩織さんの魅力に負けた出来心だった「申し訳ない」と誠意を持って詫びた後、詩織さんが要求している就労VISAを、「TBSのワシントン支局長の権限を持って手に入れるよ」と言う事を強調して、この件について、訴えるメリットがない事を説明する。
②「君の事が本当に好きになっちゃった、早くワシントンに連れて帰りたい、君は合格だよ。空港が行くまでに大きな薬局があるからそこでピルを買ってあげる。一緒にシャワーを浴びていこう」という風な発言で、詩織さんを、なだめようとする。

いや、②の行動は、反発を買うだけだろう。実際、BBの中で山口氏は②の行動を取って、しおりんの反発を買う。しおりんは、「結構です」と言いこの状況から抜け出す事を最優先にして、衣類をかき集める。パンツが見つからず探していると、「パンツくらいお土産にさせてよ」との山口氏の発言→山口氏は下着フェチだったようです。その後山口氏は余裕たっぷりに「今までできる女みたいだったのに、今は困った子供みたいで可愛いね」と発言する。→しおりんが、この後フロントに駆け込み、警察に踏み込まれる可能性があるとは、露程も考えなかったようだ。どこからこの自信は、湧いてくるのか？意識が無い相手を姦淫して暴力迄振るいながら、相手の怒りを買う事はないと判断したのだとしたら、随分甘ちゃんですね。詩織さんは、この後ようやくパンツを渡され、服を急いで身にまとったが、ブラウスがびしょ濡れだった為に、山口氏から「これを着て」とTシャツを差し出されたようだ。このブラウスがびしょ濡れだった設定にしたのは、山口氏から、Tシャツを渡されてそれを仕方なく着て帰ったと言う理由付けだろう。私は、しおりんがTシャツを借りて（結局返さなかったようだが）帰ったのは、事件当日の2時から3時の行為について、山口氏にとぼけられない為だと見ている。この後、詩織さんは、ロビーに出て初めてシェラトン都ホテル東京だと知り、綺麗なロビーを、足早に横切るのでした。
防犯カメラには、余裕の足取りでシェラトン都ホテルを立ち去る伊藤詩織さんの様子が記録されています。

この場面でしおりんはどんな事を考えていたんでしょうね。「男なんて、ちょろいもんよ、でもVISA手に入れる為に生でやらせると言うリスクを負っちゃったので、妊娠を回避する為にMAP(緊急避妊薬・モーニングアフターピル）手に入れなきゃね。原宿駅の近くでMAP処方してくれる病院はどこかな？」「そう言えば、今日の夕方友達と花見の約束してたわね。花見の場所の天候は、大丈夫かな？」後でスマホで調べて見なきゃね。こんなところでは、ないでしょうかね。

Black Box の帯には、「真実は、ここにある。」とありますが、私は、「真実は、ここにはない」と確信しています。ブラックボックスの記述で、5時からの強姦致傷の場面を、山口敬之氏の立場に立って検証してみました。