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偏食を「ヒト科の動物」として考える

偏食は親のせいじゃない

お子さんの偏食に悩むママは多いと思います。
 
私のお弁当は野菜が多く、「これ1年生が食べるの?」とよく聞かれます。
 
偏食のお子さんをお持ちの方は、「自分のせいなのでは」とか「母のせいと思われているのでは」と悩みがちなのではと思います。
 
実際友人でそう思って傷ついているママはいるし、世間もそうやって見てしまうのかもしれません。

でも私は全然そう思っていません。
なぜなら我が子たちは、私が何かやったから食べているのではないからです。元々そういう人でした。
 
離乳食期によく栄養士さんが「食べられるものを食べさせれば大丈夫ですよ!」とも言うと思うのですが、この言葉の理由をヒト科という動物として考えてみました。

※注意
プロでもない私が、勝手に考察してみたものです😂でもこういう視点で見ると、「生まれ持ったものってあるよなー」と思えるのでは?という視点の転換の提案だと思って読んでいただければと思います。

全ての生物に存在するHSP

最近よく話題のHSP(繊細さん)。
なぜこういう気質の人が一定数いるかというと、そういう敏感なヒトが、これまでの様々な危機の兆しを敏感にキャッチし、人類の生存に寄与してきたのではないかと言われています。
他の生物にも繊細な気質を持つものはそれぞれの種の中に一定割合いるそうで、虫でさえも同様なのだそうです。

毒を食べるコアラ

コアラは毒のあるユーカリの専食ですが、これはユーカリには毒があるから他の動物は食べない=食料を確保できるからだそうです。
 
毒を分解するために体力を消費するので、コアラは1日の大半を寝て過ごします。その不利益を被ってもユーカリを食べるのは、コアラの祖先が生きるためにそうやって進化してきた結果なのでしょう。
 
偏食も私は同じなのではと思います。

偏食とは

偏食とは味覚に敏感であったり、味覚に偏りがあるということ。
 
子どもは少ない量の毒で致死量に達するので、大人より敏感であるとともに、これまで生存してきた中で偏食になることでしか生存できなかった背景が遺伝的にあるのではないでしょうか。
 
(実際、偏食は遺伝するのかについてググったところ、イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校の研究員Natasha Cole氏による研究で、「苦味に反応する遺伝子が受け継がれる」という研究結果が出ているようです)
  
そうなると、毒がある程度分解できる大人になったら食べられるものが多少は増えるというのも自然な流れだと思います。
 
理由の提示のない「食べられるものを〜」より、
 
「偏食なのは、先祖が危機を乗り越えてきた結果なので」
 
という理由があった方が納得できませんか…?
 

ヒトと他の哺乳類を比べる思考

私は妊娠・授乳期に「なんで母だけがこんなに大変なんだよ」とよく思っていたのですが、
そういう時に他の哺乳類の妊娠・授乳期間を調べて心を落ち着かせていました。
 
ヒトより大型の哺乳類は妊娠期間も長いし、ヒトと近い動物でも離乳食が作れないので授乳期間が長いです。

■大型哺乳類の妊娠期間
ヒト 280日
ゾウ 650日
キリン460日

■霊長類の授乳期間
ヒト 1年〜1年半?
ゴリラ 4年
チンパンジー 5年
オランウータン 7年

「哺乳類の母頑張ってるな〜ゾウだったら妊娠中のマイナートラブル650日も続くのか〜しんどすぎだろ〜7年も授乳してたら身体中痛そう〜生きるの難しいわ〜ヒトは授乳を他人に任せることもできるし人類の知能素晴らしいな〜」

と、目線を地球レベルにする、特殊な思考で気休めにしていました。
 

「視野を変える」

本当に気休めでしかないのですが、私は「視野を変える」ということを日々の中で大事にしているので紹介してみました。

今毎日が辛い方のお役に立てればいいなと思います。

全動物の母、毎日お疲れ様!

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